世界経済フォーラム パブリック・エンゲージメント・リード 栃林直子
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2023年1月10日、スイス・ジュネーブ - 1月16日(月)~20日(金)、スイスのダボス・クロスターズで開催される世界経済フォーラム年次総会2023は、複数の危機が分断を深め、地政学的展望を断片化する中で開催されます。リーダーたちは、差し迫った重要なニーズに取り組むと同時に、10年後により持続可能かつレジリエント(強靭な)世界のための土台を築かなければなりません。
「私たちは、政治的、経済的、社会的といったさまざまな力が、世界および国家レベルで分断を拡大させていることを目の当たりにしています。信頼喪失の根本原因に対処するため、私たちは政府と企業の協力を強化し、強力で持続的な回復のための条件を整備する必要があります。同時に、経済開発はよりレジリエント(強靭的)かつ持続可能なものにする必要があり、誰も取り残されてはならないという認識を持つ必要があります」と、世界経済フォーラムの創設者兼会長であるクラウス・シュワブ氏は述べています。
第53回を迎える同年次総会のプログラムは、世界の最も差し迫った課題に取り組むための解決策と官民協力に焦点を当てています。エネルギー、気候、自然、投資、貿易、インフラ、先端技術、産業の回復、仕事、スキル、ソーシャル・モビリティ、ヘルス、多極化した世界における地政学的協力など、相互に関連する課題について、世界のリーダー達が一層協力するよう呼びかけます。また、すべてのセッションにおいて、ジェンダーおよび地理的な多様性を重要視しています。
スイスは年次総会のホスト国です。今年は、世界の主要地域から2,700人以上のリーダーが参加する予定です。参加する政治家のトップは以下の通りです。
オラフ・ショルツ首相(ドイツ連邦共和国)、ウァズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長、ロベルタ・メツォラ欧州議会議長、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領(韓国)、シリル・ラマポーザ大統領(南アフリカ共和国)、ペドロ サンチェス首相(スペイン王国)、アラン・ベルセ2023年大統領兼内務相(スイス連邦)、イルハム・アリエフ大統領(アゼルバイジャン共和国)、アレクサンダー・ドゥ=クロー首相(ベルギー王国)、グスタボ・ペトロ大統領(コロンビアコロンビア共和国)、フェリックス・チセケディ大統領(コンゴ共和国)、サンナ・マリン首相(フィンランド共和国)、キリアコス・ミツォタキス首相(ギリシャ共和国)、レオ・ヴァラッカー首相(アイルラン)、マイア・サンドゥ大統領(モルドバ共和国)、アズィーズ・アハヌーシュ首相(モロッコ王国)、マルク・ルッテ首相(オランダ王国)、フェルディナンド・マルコス大統領(フィリピン共和国)、アンジェイ・ドゥダ大統領(ポーランド共和国)、アレクサンダル・ブチッチ大統領(セルビア共和国)、サミア・スルフ・ハッサン大統領(タンザニア連合共和国)、ナジュラ・ブデン首相(チュニジア共和国)
以下の参加も予定しています。
ジョン・ケリー米国気候問題担当大統領特使、アブリル・ヘインズ米国家情報長官、マーティ・ウォルシュ米国労働長官、キャサリン・タイ米国通商代表
参加する国際機関のトップは以下の通りです。
アントニオ・グテーレス国連事務総長、クリスタリナ・ゲオルギエバ(国際通貨基金(IMF)専務理事)、ンゴジ・オコンジョ・イウェアラ世界貿易機関事務局長、イェンス・ストルテンベルグ北大西洋条約機構事務局長、テドロス・アダノム・ゲブレイエスス世界保健機関事務局長、ファティ・ビロル国際エネルギー機関事務局長、キャサリン・ラッセルユニセフ(国連児童基金)事務局長、ミリアナ・スポリアリッチ・エッゲー赤十字国際委員会(ICRC)総裁
今年の年次総会には、世界経済フォーラムのメンバーおよびパートナーを含め、金融サービス、エネルギー、マテリアルとインフラ、情報・通信技術などのセクターからトップレベルの代表者を含む1,500人以上のビジネスリーダーが参加する予定です。政府が、大きなアイデアを迅速かつ包括的に実行に移すために、企業にますます期待を寄せていることを受けたものです。また、テクノロジー・パイオニアおよび先ごろ発足したユニコーンのコミュニティから、業界に変革をもたらすグローバル・イノベーター90人以上が参加します。
また、同総会に参加する市民社会のリーダーは以下の通りです。
セス F.バークリー(GAVIアライアンスCEO)、スティーブン・コットン(国際運輸労連(ITF)書記長)、クリスティ・ホフマン(ユニグローバルユニオン書記長)、ヒンドゥー・オウマロウ・イブラヒム(チャド先住民女性・民族協会会長)、アッザ・カラム(世界宗教者平和会議事務総長)、オレクサンドラ・マトイチュク(2022年ノーベル平和賞受賞者、市民自由センター代表)、デヴィッド・ミリバンド(国際救済委員会代表)、ルイサ・ノイバウアー(Fridays For Future(未来のための金曜日)気候活動家)、キルステン・スフエイト(WWFインターナショナル事務局長)、シュリシュリ・ラヴィ・シャンカール(アートオブリビング設立者)。
年次総会での新たな取り組みの中には、より持続可能な官民のコラボレーションを促進し、規模に応じたインパクトを与えるための行動を促すパーパス志向型のメタバースである「グローバル・コラボレーション・ビレッジ」があります。世界経済フォーラムが主催する初のメタバース型多国間会合には、金融、食品、小売のリーダーからエキスパートやリーダーが集まり、海の健康と水産物の廃棄に関するアクションの推進をめざします。
今年は、160名以上の市民意識の高い若いリーダーが、グローバル・シェイパーズ、ヤング・グローバル・リーダーズ、社会起業家コミュニティのメンバーとして参加する予定です。また、9人の先住民族のリーダーが、生態系の回復、包括的な貿易、持続可能な開発における地域的・世界的な取り組みを推進するために、彼らのコミュニティの知識と専門性を持って参加する予定です。
また、今年の芸術文化プログラムは、サンゴ礁の保護、避難民と世界の難民危機、ジェンダー平等と女性のエンパワーメント、世界の海面上昇に焦点を当てたセッションや没入型のアートインスタレーションを多数用意しています。また、第27回クリスタルアワードや「カルチュラル・リーダーズ」の参加も予定しています。
今年20周年を迎える「オープンフォーラム」は、世界中から多様な人々を迎え、地球規模課題について専門家やリーダーの意見を聞き、経験を共有する場です。テーマは「私たちの環境 - 教訓、課題、機会」です。詳しくはこちらをご覧ください。
第53回年次総会は、6年連続で気候ニュートラルとなる予定です。資源効率を高め、排出量を削減するための新たな取り組みは、フォーラムが2018年に取得した持続可能なイベント管理のためのISO 20121認証に基づくものです。当フォーラムの戦略や取り組みについては、こちらをご覧ください。
<参考>
世界経済フォーラム年次総会2023について
世界経済フォーラム年次総会2023は、「分断された世界における協力の姿」をテーマに開催。世界有数のリーダーたちが集まります。 年次総会2023の詳細はこちら
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