
産業界をネットゼロの軌道に乗せるための5つのステップ
今日、産業部門が世界のエネルギー消費に占める割合は40%近くにのぼります。また、世界の温室効果ガス排出量において産業部門は30%以上を占めています。このうち約80%は、鉄鋼、セメント、アルミニウム、アンモニア、石油・ガスの5つの産業から排出されています。エネルギーや産業用製品に対する需要は、2050年までにさらに30%から80%増加すると予測されています。産業界の脱炭素化を徹底して加速しなければ、産業排出量は需要増とともに増加する一方です。つまり、世界が目指すネットゼロ達成がますます遠のきかねないということです。
Muqsit Ashraf and Roberto Bocca
2022年8月8日