
そのテクノロジー、ウェルビーイング? 文脈の捉え直しに市場あり
パンデミックを経て、私たちの生活は大きな変化を遂げています。DXが進んだことで、画面上でのコミュニケーションが増え、時間や場所の制約が減り、さまざまな面で効率は向上。一方で、人間が本来持っている肉体性を備えた充実感については、むしろ意識的に努力しないと得られないようなものとなりました。同じくコロナ禍を機に「ウェルビーイング」という言葉が広がり、「幸福」と訳されますが、一連の流れを受けると、効率化を促進しつつ、肉体性を伴うことが、その実現のカギとなりそうです。つまり、そこに“ビジネスの種”があるともいえます。では、ウェルビーイングに関する領域では、どのようなトレンドやテクノロジーがあるのでしょうか。オンラインデータプラットフォーム「スタティスタ(Statista)」のデータを元に考察していきます。まず、市場規模について。グローバル ウェルネス インスティチュートが対象に実施した調査によれば、2020年時点での米国の市場規模は、全てのカテゴリーを合計すると4.4兆ドルになります。
Forbes JAPAN
2022年7月4日