世界経済フォーラム 広報統括（日本）栃林直子 naoko.tochibayashi@weforum.org
2024年9月18日、米国、ニューヨーク - 世界経済フォーラムは、9月23日～27日に「持続可能な開発インパクト会議2024（SDIM 2024）」を開催します。国連総会と並行して開催される本会合に出席するために、1,000人を超えるビジネスリーダーたち、政策立案者、国際機関および市民社会組織のリーダーたち、イノベーター、社会起業家がニューヨークに集結します。
2030年まであと6年を残すのみとなりましたが、持続可能な開発目標（SDGs）の進捗状況
は依然として不均一であり、気候変動に対するレジリエンス（強靭性）、ソーシャル・インクルージョン、経済的公平性における格差が依然として残っています。また、地政学的な緊張、低成長、気候変動というグローバルな背景により、変革的かつ緊急の集団行動の必要性がいっそう高まっています。SDIM 2024は、これらの格差を埋め、すべての人にとってより公正、強靭かつ持続可能なグローバルな未来を形作るための取り組みを活性化させる重要なプラットフォームとなるでしょう。
同フォーラム総裁のボルゲ・ブレンデは、「前例のないグローバルな課題に直面する中、本会合は、国連の持続可能な開発目標（SDGs）をめぐるモメンタムを再び高めるための、時宜を得たプラットフォームとなるでしょう。本会合は、差し迫った地球規模課題に関する集団的な誓約を、有意義で持続可能な行動へと変えることを目的としています」と述べています。
40カ国を超える各国政府および国際機関から、8人の国家元首および政府首脳を含む90人以上の高官が出席し、対話を主導します。参加者は一堂に会し、17の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けたマルチステークホルダーの取り組みを推進するために、厳選されたテーマによる一連の対話セッションを行います。参加する政治家のトップは以下の通りです。エディ・ラマ（アルバニア首相）、アレクサンダー・ドゥ＝クロー（ベルギー首相）、ツェリン・トブゲー（ブータン首相）、ロベルタ・メツォラ（欧州議会議長）、アレクサンデル・ストゥッブ（フィンランド大統領）、セサル・ベルナルド・アレバロ・デ・レオン（グアテマラ大統領）、エド・ミリバンド（英国エネルギー安全保障・ネットゼロ担当国務大臣）、アリシア・バルセナ・イバーラ（メキシコ外務大臣）、ジョン・ケリー（米国大統領特使（気候変動担当、2021～2024年）、国務長官（2013～2017年）。
また、国際機関からは、クリスタリナ・ゲオルギエバ（国際通貨基金専務理事）、アキンウミ・アデシナ（アフリカ開発銀行グループ総裁）、ミリアナ・スポリアリッチ（赤十字国際委員会総裁）、 アヒム・シュタイナー（国連開発計画総裁） キャサリン・ラッセル（国連児童基金事務局長）、イブラヒム・ティヤウ（国連事務次長兼国連砂漠化対処条約事務局長）、などが参加予定です。
多様なプログラムでは、人道的および安全保障の見通し、国連気候変動枠組条約締約国会議（COP）の誓約の実践、ネイチャーポジティブな未来など、重要な分野を取り上げます。同会合で得られる重要な洞察をメディアおよび一般の方々と共有するため、15以上のセッションのライブストリーミングも行われます。
同会合ではまた、「エジソン・アライアンス」、「責任ある再生可能エネルギーインフラ」、「女性の健康のためのグローバル・アライアンス」など、現在進められている同フォーラムのイニシアチブの進展が図られます。会合の成果は、COP29や2025年の世界経済フォーラム年次総会を含む、今後の同フォーラムの活動に反映される予定です。
また、エネルギー転換に必要となる重要鉱物に関する報告書、SDGsのための量子に関する新たな研究成果、「チーフエコノミスト・アウトルック」の最新版など、同フォーラムの新たな見解も発表されます。
持続可能な開発インパクト会合2024について
持続可能な開発インパクト会合2024は、2024年9月23日から27日までニューヨークで開催。多様なセクターと地域から1,000人を超える世界のリーダーが一堂に会し、インパクトを重視した一連のマルチステークホルダー・ダイアログを通じて、国連の持続可能な開発目標（SDGs）に関するグローバルな行動を評価し、刷新します。本会合は、持続可能な開発とその進展に関する同フォーラムの年間を通じた活動の一部であり、極めて重要なものとなります。
＜ご参考＞
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