世界経済フォーラム「開発に向けたグローバル・ コラボレーション、成長、およびエネルギー」 特別会合開催

発行済み
2024年04月28日
2024
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  • 各国政府、企業、市民社会のリーダー1,000人がサウジアラビアのリヤドに集結。
  • ますます複雑化するグローバル情勢を背景に、本会合は、拡大する南北間における格差に橋を架け、共通の課題に対する協力的な解決策を見出すことを目指します。·
  • 同会合では、「グローバル・コラボレーション」、「包括的成長」、「開発のためのエネルギー」の3つの主要テーマを中心に、行動指向の対話を推進する予定です。
  • 会合のライブストリーミングセッションはこちら。(ソーシャルメディア上のハッシュタグ: #SpecialMeeting24

2024年4月27日、サウジアラビア、リヤド ― 地政学的な激動と複雑な経済的課題によって世界の分断と不安定化が進む中、世界経済フォーラムの「開発に向けたグローバル・コラボレーション、成長、およびエネルギー」特別会合が4月28日(日)~29日(月)、開催されます。本会合は、92カ国から1,000人のグローバルリーダーたちを招集。対話の支援および、共有されたグローバルな課題に対する実行可能かつ協力的でサステナブルな解決策を見出します。

昨年スイスで開催された第1回のグロース・サミット(Growth Summit)を踏まえた同会合は、短期的なトレードオフを現実的として見つめつつ、相互に関連する危機に対する先進的なアプローチを促進します。また、新興国における経済政策、エネルギー転換、地政学的ショックなどの課題に関して、拡大する南北間の溝を埋めるべく取り組みます。

世界経済フォーラム総裁のボルゲ・ブレンデは次のように述べています。「地政学的緊張と社会経済的格差がグローバルに溝を深める中、国際的な協力と目的を持った対話がかつてないほど急務となっています。2024年の特別会合は、セクターや地域を超えたリーダーたちがアイデアを行動に移し、私たちが直面している多くの相互に関連した課題に対するスケーラブルな解決策を解き放つ機会を提供するでしょう」。

サウジアラビアのファイサル・ビン・ファデル・アール・イブラヒム経済企画相は、「このグローバルな変曲点において、国際協力を活性化させる必要性がかつてないほどに高まっています。このような重要な時期に、世界経済フォーラムは、思想的リーダーシップ、解決策、行動のための確立されたダイナミックなグローバル・プラットフォームである我が国を重要な会合のホストとして選択しました。サウジアラビアは外交力を総動員し、共同体として運命をともにする国際社会において各国が助け合い、共に繁栄するための道筋を示します。また、世界のある地域の発展が他の地域の犠牲の上に成り立つことのないよう取り組み、安全かつ安定したサステナブルな未来を共有する決意をもって、この瞬間に立ち会うことを約束します」と述べました。

3つの主要テーマおよび参加予定者は以下の通り。

  • 包括的成長のためのコンパクト:イノベーションと経済政策における最近の傾向が、人材開発への投資不足と相まって、いかに世界的な不平等を悪化させ、貧困削減努力を妨げる恐れがあるか、また、先進国、新興国、開発途上国経済全体において、どのような機会がこうしたリスクに対抗する助けとなり得るかに焦点を当てます。
  • エネルギー開発への行動の促進:世界が2.9℃の気温上昇に直面し、エネルギーへのアクセスに大きな格差が生じる可能性がある中、この重点分野では、特に開発途上国において、公平な成長とエネルギーへのアクセスを確保しながらクリーンエネルギーを拡大するための解決策を模索します。
  • グローバル・コラボレーションの活性化:地政学的な緊張が高まる中、国際協力の支援、人道的努力の増幅、不安定性の波及抑制に向けた対話を促進します。また、南北間の国際協力の強化を通じて、よりレジリエンス(強靭性)の高い世界経済を構築する方法を探ります。

サウジアラビア王国、ムハンマド・ビン・サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード皇太子殿下の後援のもと、60カ国以上から220人以上の公人が参加。参加する政治家のトップは以下の通りです。ミシュアル・アル・アフマド・アル・ジャービル・アル・サバーハ首長(クウェート国)、ムスタファ・カマール・マドブーリー首相(エジプト・アラブ共和国)、ムハンマド・シヤーウ・スーダーニー首相(イラク共和国)、ビシェル・ハーニ・アル・ハサーウネ首相(ヨルダン)、アンワル・イブラヒム首相(マレーシア)、ボラ・アハメド・ティヌブ大統領(ナイジェリア連邦共和国)、サイイド・ジーヤザン・ビン・ハイサム・アル・サイード皇太子(オマーン国)、シャバーズ・シャリフ首相(パキスタン・イスラム共和国)、マフムード・アッバース大統領(パレスチナ)、ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニ副首相兼外務大臣(カタール国)、ポール・カガメ大統領(ルワンダ共和国)

以下の参加も予定。アントニー・ブリンケン米国国務長官、ジョセップ・ボレル欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表、ステファン・セジュルネ欧州・外務大臣(フランス共和国)、アナレーナ・ベアボック外務大臣(ドイツ連邦共和国)、デービッド・キャメロン外務・英連邦・開発大臣(英国)、イグナツィオ・カシス外務大臣(スイス連邦)、アリフィン・タスリフエネルギー鉱物資源大臣(インドネシア)、安徳根(アン・ドックン)産業通商資源部長官(韓国)、クゴシエントソ・ラモコバ電力大臣(南アフリカ共和国)、メフメト・シムシェキ財務大臣(トルコ共和国)、ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム金融経済担当副首相(アラブ首長国連邦)参加する国際機関のリーダーたちは以下の通りです。クリスタリナ・ゲオルギエバ国際通貨基金(IMF)専務理事、シグリット・カーフ国連ガザ上級人道復興調整官、テドロス・アダノム世界保健機関(WHO)事務局長

世界経済フォーラムの「グローバルリスク報告書2024年版」は、世界が直面する重大な転換点を浮き彫りにしました。経済不況とインフレ、経済機会の欠如、重要物資とエネルギーのサプライチェーンの途絶、異常気象、紛争などが今後2年以内に最も差し迫った課題となり、気候、テクノロジー、移民、社会の二極化リスクが今後10年間を支配することになります。これらのリスクやその他のグローバルなリスクに対する成果を向上させるためには、地域や時間枠を超えた企業、各国政府、市民社会による包摂的かつ目的主導型の対話が不可欠です。

各国政府、民間セクター、国際機関から15名のリーダーたちが共同議長を務め、対話をリード。企業、政府機関、オピニオンリーダーを含む参加者の半数以上がグローバルサウスと新興国からであり、その80%以上が開発途上国・新興国の首脳です。

本会合では、「グローバルな開発に向けた新たなビジョン」、「公平なエネルギー転換の実現」、「私たちに必要な成長とは」などのトピックを扱う50のセッションがライブストリーミングで一般公開されます。全プログラムはこちら。さらに、オープンフォーラムでは、オピニオンリーダーと地元市民をつなぐパネルディスカッションを開催します。同地域で進行中の紛争とガザの人道的状況についても、同会合で取り上げられる予定です。

本会合では、「成長の未来イニシアチブ」、「第四次産業革命センター」、革新的な気候ソリューションの特定と拡大を目指す「アップリンク・チャレンジ」など、世界経済フォーラムの主要な活動の進展が見られるでしょう。教育とAI、サイバーセキュリティ人材、炭化水素から重要鉱物までの地政学的依存に関する新たな見識も発表される予定です。

2024年特別会合について

世界経済フォーラム「開発に向けたグローバル・コラボレーション、成長、およびエネルギー」特別会合は、世界の主要なステークホルダーをサウジアラビアのリヤドに招集し、グローバルな協力、持続可能な成長、持続可能な開発を支える世界的なエネルギー転換の促進に関する包括的な対話を行います。詳細はこちら

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