世界経済フォーラム年次総会2024「信頼の再構築へ」を開催

発行済み
2024年01月09日
2024
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世界経済フォーラム コミュニケーションズ・リード 栃林直子 naoko.tochibayashi@weforum.org

  • 世界経済フォーラム年次総会2024は、「信頼の再構築へ」をテーマに、2024年1月15日(月)~19日(金)、スイスのダボス-クロスタースにて開催されます。120カ国から2,800人以上が参加する予定です。
  • 同総会は、経済成長、気候・自然保護、エネルギー安全保障、テクノロジー・ガバナンス、人材開発など、世界的な緊急課題に関する対話、協力、パートナーシップを推進するものです。
  • 同総会の200以上のセッションがライブストリーミングで配信される予定。
  • 世界経済フォーラム年次総会2024の詳細についてはこちら。(ソーシャルメディア上のハッシュタグ: #wef24)

2024年1月9日、スイス、ダボス - クロスタース - 世界経済フォーラムは、世界を不安定にしている分断と不確実性の高まりの中、グローバルな重要課題に対する対話を進め、協力を強化し、パートナーシップを深めるために、世界経済フォーラム年次総会2024を開催します。地域や業種を超えて2,800人以上のリーダーたちが一堂に会します。

「私たちのいる世界には亀裂が入り、社会の分断が拡大しつつあります。このことが、不確実性と悲観主義の蔓延につながっています。危機管理の枠を超え、現在の問題の根本原因に目を向け、より有望な未来を共に築くことで、未来に対する信頼を再構築しなければなりません」と、世界経済フォーラムの創設者兼会長であるクラウス・シュワブは述べています。

プログラムでは、最新の世界情勢を取り上げ、フォーラムとそのステークホルダーの先進的な活動から革新的かつ実践的な解決策を引き出します。同総会の目的は、レジリエンス(強靭性)と安全保障を推進し、経済成長を復活させて生活水準を向上し、エネルギーを確保しながら気候や自然を保護する迅速な行動を追求し、技術開発をインクルーシブなものにして、人や公平な機会に投資するために必要な協力を活性化し、再構築することです。

グローバルなステークホルダーが一堂に会する

スイスは年次総会のホスト国です。今年は、世界の主要地域から、60人以上の各国政府リーダーたちを含む300人以上の公人が参加する予定です。

参加する政治家のトップは以下の通りです。

李強首相(中華人民共和国)、エマニュエル・マクロン大統領(フランス)、ウァズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員長、ハビエル・ミレイ大統領(アルゼンチン)、韓悳洙(ハン・ドクス)首相(大韓民国)、ペドロ サンチェス首相(スペイン王国)、ヴィオラ・アムヘルト2023年大統領兼国防・市民防衛・スポーツ大臣(スイス連邦)、ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領(ウクライナ)、アレクサンダー・ドゥ=クロー首相(ベルギー王国)、グスタボ・フランシスコ・ペトロ・ウレゴ大統領(コロンビア共和国)、キリアコス・ミツォタキス首相(ギリシャ共和国)、ムハンマド・スーダーニー首相(イラク共和国)、レオ・ヴァラッカー首相(アイルランド)、ビシェル・アル=ハサーウネ首相兼国防相首相(ヨルダン)、ウィリアム・サモエイ・ルト大統領(ケニア共和国)、ナジーブ・ミカーティ首相(レバノン共和国)、ロヴサンナムスライ・オヨーンエルデネ首相(モンゴル国)、マルク・ルッテ首相(オランダ王国)、ボラ・ティヌブ大統領(ナイジェリア連邦共和国)、アンジェイ・ドゥダ大統領(ポーランド共和国)、ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニ首相兼外相(カタール国)、アレクサンダル・ブチッチ大統領(セルビア共和国)、ターマン・シャンムガラトナム大統領(シンガポール共和国)、ラニル・ウィクラマシンハ大統領(スリランカ民主社会主義共和国)、イツハク・ヘルツォグ大統領(イスラエル国)、セター・タウィーシン首相(タイ王国)、ファム・ミン・チン首相(ベトナム社会主義共和国)

以下の参加も予定。

アントニー・ブリンケン米国国務長官、ジェイク・サリバン米国国家安全保障担当大統領補佐官(米上院・下院代表)

参加する国際機関のトップは以下の通り。

アントニオ・グテーレス国連事務総長、クリスタリナ・ゲオルギエバ国際通貨基金(IMF)専務理事、アジェイ・バンガ世界銀行グループ総裁、ンゴジ・オコンジョ・イウェアラ世界貿易機関(WTO)事務局長、イェンス・ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務局長、テドロス・アダノム・ゲブレイエスス世界保健機関(WHO)事務局長、アヒム ・シュタイナー国連開発計画(UNDP)総裁

2024年の年次総会には、世界経済フォーラムのメンバーおよびパートナーの他、800人以上の世界トップレベルの最高経営責任者(CEO)や会長を含む約1,600人のビジネスリーダーが参加する予定です。また、業界を変革する150人以上のグローバル・イノベーター、テック・パイオニア、ユニコーンも参加します。

また、同フォーラムのグローバル・シェイパーズ、ヤング・グローバル・リーダーズ、社会起業家のコミュニティからは200人以上が参加し、地域のイノベーションとソリューションを紹介します。また、150人以上の専門家や世界有数の大学、研究機関、シンクタンクのトップ、そして市民社会からは40人以上の労働者、非政府組織、宗教指導者が参加します。

同総会に参加する市民社会のリーダーは以下の通りです。

キルステン・スフエイト(WWFインターナショナル事務局長)、デイビッド・ミリバンド(国際救済委員会委員長)、リュック・トライアングル(国際労働組合総連合書記長)、ティラナ・ハッサン(ヒューマン・ライツ・ウォッチ代表)

同総会の200を超えるセッションのライブストリーミングを通じ、より多くの方々に情報を提供し、アクセスしていただけるよう努めます。また、21年目を迎えるオープンフォーラムでは、「From Life to Lab:Science in Action(生活から研究室へ:行動する科学)」というテーマで、公開パネルディスカッションを行います。グローバル・コラボレーション・ビレッジは、本会合で引き続き活動を進め、一般へのアクセスを広げていく予定です。

協力が生み出すインパクト

世界経済フォーラム年次総会2024の1週間を通して、グローバルな安全保障、貿易、経済成長、雇用、気候変動と自然保護、エネルギー転換、技術革新、ヘルスとウェルビーイング(幸福)に関する進展に向けた最新の提案がセッションで紹介されます。全プログラムはこちら

世界経済フォーラム総裁のボルゲ・ブレンデは、次のように述べています。「世界的な課題が緊急の解決策を必要としている今、アイデアを行動に移すには革新的な官民連携が必要です。世界経済フォーラムは、年間を通じたミッション主導型の協力を可能にする研究、アライアンス、枠組みを開発するための構造を提供します。年次総会は、そうした協力を加速させ、リーダーたちやイニシアチブの間のつながりを深めるものとなるでしょう」。

グローバルな協力については、同フォーラムが最近発表した「グローバル・コオペレーション・バロメーター」が議論の舞台を整えます。同レポートは競争が激化する世界情勢の中でも協力が可能な主要分野を浮き彫りにしました。各セッションでは、地域パートナーシップの検討、南北協力の強化方法、効果的で包括的な貿易システムを形成するための方策の検討が行われ、貿易円滑化のためのグローバル・アライアンスやTradeTechイニシアチブなどの主要イニシアチブが、実践的で実行可能な改革のためのステップを提示します。同フォーラムはまた、フォーラムはまた、ウクライナや西バルカン諸国を含む外交の場を提供するという伝統も継続しています。年次総会に先立ち、1月14日にはウクライナ政府とスイス政府の共催により、70名の国家安全保障担当補佐官がダボスで一堂に会します。

経済面では、産業戦略、債務、新たな高金利の現実、雇用見通しなど、最新の経済情勢をテーマに、国際機関や金融機関のリーダーたち、トップエコノミストがセッションを行います。フォーラム初の「フューチャー・フォー・グロース(成長の未来)」イニシアチブは、成長の質に関する2年間の取り組みを推進するものです。本総会に先立ち「2024年版グローバルリスク報告書」は、短期的なリスクと今後10年間のリスクを明らかにしています。また、最新の「チーフエコノミスト・アウトルック」は、2024年の世界経済への期待に焦点を合わせます。

気候・自然・エネルギーに関しては、COP28のモメンタムとアウトカムを踏まえ、再生可能エネルギーの導入拡大、エネルギー効率の向上、エネルギー需要への対応、自然の保護・回復に取り組みます。また、「ファースト・ムーバーズ・コアリション」、「CEO気候リーダー・アライアンス」、「ネットゼロの未来に移行するための資金調達(Financing the Transition to a Net-Zero Future)」などの主要イニシアチブの活動を推進するほか、グローバルサウスで必要とされるエネルギー転換への投資を促し、ネイチャーポジティブな未来のための投資を引き出す新たなイニシアチブを立ち上げます。

テクノロジーに関しては、リスクを理解し、管理しながら、テクノロジーの急速な進歩の機会を最大限に活用することを目指しています。本総会では、グローバルなサイバーセキュリティの展望とAI(人工知能)に関する洞察が発表される予定です。セッションでは、デジタル・インクルージョンを拡大する「エジソン・アライアンス」と、インクルーシブなAIシステムの責任あるグローバルな設計、開発、展開を提唱する「AIガバナンス・アライアンス」の活動を推進します。

人材開発については、経済とテクノロジーの変革の中心に人を据えることに焦点を合わせます。セッションでは、所得の不平等、社会的流動性、現代の供給サイドの経済学、ジェンダー平等、ヘルスとウェルビーイングを向上させるための取り組みを取り上げます。主なものとしては、「リスキリング革命」、「ジェンダー・パリティ(ジェンダー公正)スプリント」、さらに「平等な移行」と「女性の健康の平等」に関する新たな取り組みが予定されています。

第30回クリスタルアワードや35人以上の文化リーダーを含む芸術・文化プログラムでは、アマゾンとその先住民コミュニティの保護・保全、ジェンダー平等のための闘い、強制移住、自然災害、地球の汚染、メンタルヘルスとウェルビーイングへの取り組みの必要性に着目します。

世界経済フォーラム2024年次総会について

世界経済フォーラムは「信頼の再構築へ」をテーマに世界有数のリーダーを招集して世界経済フォーラム年次総会2024を開催します。詳細はこちら

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