世界経済フォーラム パブリック・エンゲージメント・リード 栃林直子
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2021年10月28日、スイス、ジュネーブ - 世界経済フォーラムが支援する、「CEO気候リーダー・アライアンス」は、2030年までに排出量を半減させ、2050年までに排出量をネットゼロにするために、COP26を最大のチャンスとして活用するよう、各国政府や世界のリーダーに訴えました。
署名者は、企業が排出削減を加速し、イノベーションを拡大し、2050年までにネット・ゼロおよび「自然ポジティブ」(nature-positive)な世界を実現するための具体的なステップを世界のリーダーに提案しています。
世界経済フォーラムのクライメート・アクション部門長であるアントニア・ガウェルは、「グラスゴーで開催される世界の首脳会議で、気候を守るための対策に合意する数日前に、この書簡は明確なシグナルを発している」「最高経営責任者は、野心的で科学的に整合性のある気候変動対策に取り組んでおり、この重要な10年の始まりに、世界中で脱炭素化の取り組みを加速させる、大胆な政策を歓迎します」と述べています。
スイス・リーのグループ最高経営責任者(CEO)であるクリスチャン・ムーメンターラーは、次のように述べています。「CEO気候リーダーアライアンスは、メンバーが100人以上に増えました。企業は、そのバリューチェーンに沿って行動を促すことで、気候変動対策のリーダーシップにおいて大きな役割を果たしています。業界を超えた協力関係を強化することで、グリーン化への移行を加速することができます」。
また、イケアのイングカグループ最高経営責任者(CEO)のジャスパー・ブローディンは、「私にとってこれは自分事でもあり、その分努力を倍にしていきます。企業、政府、社会にも同じことをしてほしいと思っています。人にも地球にも優しいネットゼロの未来を、協力して実現し、移行していきたいと思います。誰もが勝者になれる新しい経済に向けて前進するために、より多くのCEOに世界経済フォーラムのCEO気候リーダーアライアンスに参加していただきたいのです」。
新型コロナ感染拡大のパンデミック(世界的大流行)によるロックダウンなどの経験後、COP26では、アライアンスのメンバー、世界のリーダー、政府関係者、NGOコミュニティの代表者が、共に気候危機に取り組むためのプラットフォームを提供します。
オープンレターの全文と署名者のリストは、世界経済フォーラムのアジェンダ・ニュースサイトでご覧いただけます。
<参考>
CEO気候リーダー同盟と気候アクション・プラットフォームの詳細
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