グローバリゼーションの実現にむけて:気候変動、包摂性、国家間ガバナンスなど、 世界経済フォーラムの2019年年次総会のトップアジェンダについて

発行済み
2019年01月15日
2019
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世界経済フォーラム パブリック・エンゲージメント・リード 栃林直子
Tel.: 03-5771-0067 Naoko.Tochibayashi@weforum.org

2019年1月15日、スイス・ジュネーブ ‐ 世界経済フォーラムの 2019年年次総会は、1月22日から25日までスイスのダボス ‐ クロスタースで開催されます。本総会には、産業界、政府、市民社会、学術界、芸術・文化界、メディアから3,000人以上のリーダーたちと、第一線で活躍する世界中の専門家や若手リーダーたちが一堂に会します。

本総会のテーマは「グローバリゼーション 4.0 ‐ 第四次産業革命の時代に形成するグローバル・アーキテクチャー」。世界的な統合が確実性を増す中、既存のグローバルガバナンスの枠組みでは大国間の協調を促すことは困難な状況 にあります。そうした世界の現状に適した平和、包摂性、持続可能性の新しいモデルを見出すことが、本総会の目的です。

「グローバリゼーションの第4の波は、人間中心で包摂的かつ持続可能でなければなりません。第四次産業革命の破壊的技術や地経学的・地政学的な力関係の変化により、私達は深刻な世界的不安定の時代に足を踏み入れています。この問題に対処するために創造力を喚起し、コミットメントを促すことが、ダボスに集まるすべての関係者を主導する参加者の皆さまに求められています」世界経済フォーラムの創設者・会長であるクラウス・シュワブは話します。

本年の年次総会のプログラムでは、350以上の幅広いセッションで本テーマを深く掘り下げます。半分近くのセッションをライブ配信します。各セッションは一連のグローバル・ダイアローグから編成されています。

  • 多様な概念が存在する世界における地政学に関するグローバル・ダイアローグでは、平和に関するグローバル・ ダイアローグと併せて、いかに未来の協力を推進することができるかについて、率直かつ建設的な議論を行いま す。
  • 経済の未来に関するグローバル・ダイアローグでは、第四次産業革命によりもたらされる構造変化を勘案し、持 続的な成長と長期的な社会福祉の実現について議論します。
  • 産業システムと技術政策に関するグローバル・ダイアローグでは、新しい先端技術が価値観に基づく枠組みで、 実証されたものとなるための原則を定義します。
  • システム思考を促進するためのリスク・レジリエンスに関するグローバル・ダイアローグでは、重要な環境シス テムの集団的管理を根本的に改善し、適切なデジタル・サイバーセキュリティを保証するための議論を行います。
  • 人的資源と社会に関するグローバル・ダイアローグでは、仕事や福祉の概念を再考し、消費や物質至上主義の思考をより人間に焦点を当てたものに移行します。
  • 制度改革に関するグローバル・ダイアローグでは、20 世紀にはじまったグローバルな制度の枠組みを再検討し、新しい政治、経済、社会状況に適合させていくための議論を行います。

今日の地球規模課題の解決に取り組む世界経済フォーラムとその下部組織の活動についてはこちらから。

各国の政界から参加いただくリーダーの方々は次の通りです。(順不同)。ウエリ・マウラー2019年スイス連邦大統領兼スイス連邦財務大臣、安倍晋三内閣総理大臣、ジャイル・ボルソナーロブラジル大統領、アンゲラ・メルケルドイツ首相、王岐山中国国家副主席、ジュゼッペ・コンテイタリア首相、ペドロ・サンチェススペイン首相、 バルハム・サーレハイラク大統領、モハンマド・アシュラフ・ガーニアフガニスタン大統領、セバスティアン・クルツオーストリア首相、イバン・ドゥケコロンビア大統領、アヴィ・アハメドエチオピア首相、レオ・ヴァラッカーアイルランド首相、ビンヤミン・ネタニヤフイスラエル首相、ファーイズ・アル=シラージュリビア国民統一政府首相、マルク・ルッテオランダ首相、ジャシンダ・アーデーンニュージーランド首相、アーナ・ソールベルグノルウェー首相、ラーミー・ハムダッラーパレスチナ自治政府首相、マルティン・アルベルト・ビスカラ・コルネホペルー大統領、ポール・カガメルワンダ大統領、シリル・M・ラマポーザ南アフリカ大統領、ヨウェリ・カグタ・ムセベニウガンダ大統領、グエン・スアン・フックベトナム首相、エマソン・ムナンガグワジンバブエ大 統領。

国際機関からは、アントニオ・グテーレス国連事務総長、ミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官、パトリシア・エスピノサ・カンテジャーノ国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局長、クリスタリナ・ゲオルギエヴァ世界銀行最高経営責任者、フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官、ロベルト・アゼベト世界貿易機関(WTO)事務局長、アンヘル・グリア経済協力開発機構(OECD)事務総長、クリスティーヌ・ラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事、イェンス・ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長をはじめとするリーダーに参加いただ きます。

市民社会からは次のリーダーに参加いただきます。相原康伸日本労働組合総連合会事務局長、シャラン・バロウ国際労働組合総連合事務局長、ウィニー・バイアンイマオックスファム・インターナショナル業務執行取締役、ジェニファー・モーガングリーンピース・インターナショナル国際事務局長、デニス・ムクウェゲパンジー財団創設者 (2018年ノーベル平和賞受賞)、ケネス・ロスヒューマン・ライツ・ウォッチエグゼクティブ・ディレクター、 マルコ・ランベルティーニWWF事務総長、デリア・フェレイラ・ルビオトランスペアレンシー・インターナショナル会長、マリア・レッサラップラードット・コム最高経営責任者兼編集長、エリザベス・H・シュラーアメリカ労働総同盟・産業別組合会議(AFL-CIO)最高財務責任者、ピーター・サンズ世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)事務局長、デビー・ストーサード国際人権連盟(FIDH)事務総長、ルカ・ヴィセンテ ィーニ欧州労働組合連合(ETUC)事務局長。

2019年年次総会の共同議長は、イラクのKESKグリーン・ビルディング・コンサルティング設立者で、世界経済フォーラムのグローバル・シェイパーズ(アルビール・ハブ)のメンバーであるバシマ・アブドゥルラフマン、コロンビアのトドス・ポル・ラ・エデュカシオンの共同設立者で世界経済フォーラムのグローバル・シェイパーズズ(ボゴタ・ハブ)のメンバーであるフアン・ダビド・アリスティザバル、スウェーデンの欧州青年会理事会メンバーで世界経済フォーラムのグローバル・シェイパーズ(ストックホルム・ハブ)のメンバーであるノウラ・ベロウバ、米国のフィーディング・アメリカの戦略パートナーシップ・ディレクターで世界経済フォーラムのグローバル・ シェイパーズ(シカゴ・ハブ)のメンバーであるジュリア・ラスカム、米国マイクロソフト最高経営責任者のサティア・ナデラ、そして日本の合同会社RDNDの共同設立者兼コミュニケーションディテクターで世界経済フォーラムのグローバル・シェイパーズ(大阪ハブ)のメンバーである坂野昌に務めていただきます。

公的セクターからの記録的な参加者数に加えて、民間セクターからは1,700人以上の代表者が参加する予定です。市民社会からは、NGOや社会起業家、学術界、労働機関、社会奉仕団体、宗教団体、メディアから約900人のリーダーたちが参加します。本年次総会は、20〜30歳の50人で構成された当フォーラムのグローバル・シェイパーズや、40歳以下の100人のヤング・グローバル・リーダーズとともに、世界中から若い世代の代表者たちが集まる最初の舞台となります。性別、セクター、宗教、国籍、年齢など、参加者の詳細はこちらから:http://wef.ch/am19graphic

オンラインで議論に参加できます ‐ 新しいグローバル・アーキテクチャーに関する議論を展開し、「グローバリゼ ーション4.0ビデオキャンペーン」を通じて一般市民の皆さまの考えや視点も募集します。このキャンペーンでは、 皆さまが録画した60〜90秒尺の短い動画を特集します。質問内容を www.weforum.org/globalization4から確認してください。ベストアンサーは当フォーラムのインスタグラム、ツイッター、フェイスブック、リンクドインのペ ージに公開される予定です。このプロジェクトのハッシュタグは#globalization4

世界経済フォーラムの 2019 年年次総会について

ライブ配信:http://wef.ch/am19
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