アジェンダ(寄稿文)

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735 寄稿文

持続可能な開発

気候変動に関する情報開示が導く未来図

深刻化する気候危機が、世界経済に大きな打撃を与えています。世界気象機関の発表によると、2021年までの約50年間に発生した気象災害による経済損失は、4兆3,000億ドル(約637兆円)に達しました。

Naoko Tochibayashi and Naoko Kutty

2023年12月6日

A new food system with regeneration at its centre is needed.
気候と自然

COP28が目指す新たな食料生産モデル

自然なくして、ネットゼロの実現はあり得ません。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書に述べられている科学的根拠が、そのことを明確に示しています。しかし、これまで私たちの食料システムが自然に与える影響や自然への依存は、必ずしも国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)の中心的なテーマになってはいませんでした。

Jack Hurd

2023年11月29日

Climate innovation must be supported by open science policy.
科学

ケア(思いやり)、シェア(分かち合い)、デア(大胆さ) – オープンサイエンスが地球を救う鍵となる理由

今日の最大の地球規模課題である気候変動。持続可能な未来の構築には、「ベーシック・ヒューマン・ニーズ(人が生きていく上で最低限必要なもの)」と持続可能な気候変動対策を調和させることが重要です。人々の意識やグローバルなコミットメントの高まりにかかわりなく、進展は遅々としており、時に不十分でさえあります。この課題に対処する上で不可欠なのがオープンサイエンスです。イノベーションを促進し、変革的なソリューションの開発を加速させ、行き詰まりを打破するために重要な役割を担うことができるのです。

Frederick Fenter

2023年11月28日

Antarctica … one of the fastest warming parts of the planet.
COP28

南極大陸の急激な氷の融解に対応するためのアプローチ

地球の最南端に位置する氷の大地「南極大陸」。もっとも過酷な大陸として、また神秘的な未開の地として、他の地域から孤立していました。しかし今日、この遠く離れた人を寄せ付けない大陸も、人為的な気候変動の影響を免れることはできないことがわかってきました。世界で最も急速に温暖化が進んでいる場所の一つである南極大陸は、今や人類に深刻な影響をもたらしているのです。

Helen Millman and Nigel Topping

2023年11月27日

Water security goes far beyond whether we have too much or too little of the physical resource.

喫緊の課題、水危機をパートナーシップの力で解決へ

持続可能な開発目標(SDGs)の達成期限まで残り7年となる中、世界は、特に水に関する目標で大きく遅れをとっています。私たちは、水の安全が確保された世界を築くために迅速かつ大きな前進を迫られていますが、それは何を意味するのでしょうか。

Gim Huay Neo and Saroj Kumar Jha

2023年11月21日

テックとイノベーション

未来への飛躍を目指す、日本の半導体産業

世界経済とサプライチェーンが、パンデミックの影響により混乱する中、車や電化製品の製造に欠かすことのできない半導体の重要性も浮き彫りになりました。日本でも半導体は経済安全保障上の重要な資源と位置づけられ、様々な動きが広がっています。

Naoko Kutty and Naoko Tochibayashi

2023年11月21日

テックとイノベーション

メタバース活用事例:バーチャルな一歩を重ねてよりよい世界へ

「グローバル・コラボレーション・ビレッジ(Global Collaboration Village)」は、多様な背景を持つリーダーや意思決定者を結集させ、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)の可能性を活用して複雑な課題の解決を目指すイニシアチブです。先日、約140のビレッジ・パートナーから成るコミュニティが招集され、選び抜かれた人々が革新的なメタバース活用事例を紹介しました。これらのアプリケーションは、教育、ヘルスケア、建設、ビジネス分析、気候変動の認識など幅広い分野にまたがっており、没入型体験の変革力を浮き彫りにしました。

Rebecca Ivey and Iris Jumbe

2023年11月20日

AIとロボティクス

科学的発見を加速するAI – ウイルス変異の予測からタンパク質研究まで

生成AI(人工知能)の急速な台頭が、偽情報のリスクから仕事の代替まで、多くの懸念を引き起こしている中、AIは豊かさを促進する力となり得るのでしょうか。これは、世界経済フォーラムの「グローバル・フューチャー・カウンシル2023 年次総会」で焦点が当てられたテーマの一つです。本稿では、同会合で専門家たちが注目した実践的な例を紹介します。

Andrea Willige

2023年11月15日

A farmer on his tractor plowing the field, illustrating the potential of technology in farming
Agritech

テクノロジーが拓く、農業と食料安全保障の未来

農業におけるテクノロジー活用は目新しいものではありません。遊牧民のライフスタイルが廃れて以来、文明社会は道具や方法を開発して土地を耕し、動物を飼い馴らしてきました。しかし、現在の食料生産と消費のあり方は、地球を脅かし、将来私たちが自給自足できなくなるかもしれない多くの課題を引き起こしています。これらには一見、解決策などないように見えるかもしれません。

Megan Gerryts, Federico Ronca and Bianca Bertaccini

2023年11月15日

A person testing their blood/glucose levels, illustrating the importance of carefully managing Type 2 diabetes
ヘルスとヘルスケア

2型糖尿病のより良い管理につながる心理的要因が明らかに

2型糖尿病の治療法は、60種類の薬剤のほか、より健康的な食事、運動、服薬アドヒアランスをサポートする持続的グルコースモニタリングやデジタルツールなど、行動変容を促すことを目的としたイノベーションを含め、多岐に渡ります。それにも関わらず、世界中で 5億人 以上がこの病気に罹患しており、HbA1cが7%以下、つまり「適切に管理できている」と考えられる2型糖尿病患者の割合は減少しています。

Paul Bergen, Fiona Taylor and Brian Dunn

2023年11月13日

Aerial view of New York City: Some of the wage gap is explainable but there is an unexplained gap that needs a proactive approach.
仕事とスキル

「説明できない賃金格差」を紐解き、男女の賃金格差解消へ

男女の賃金格差の要因を解き明かしたとして、ハーバード大学のクラウディア・ゴールディン教授が、女性として史上初、ノーベル経済学賞を単独受賞しました。米国の200年以上にわたる労働市場のデータを分析し、収入と雇用が時間と共にどのように、なぜ変化したかを明らかにした研究が、「労働市場で女性が果たしてきた役割に関する理解」を前進させたことが授賞理由です。

Naoko Tochibayashi and Naoko Kutty

2023年11月8日

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