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あなたが思う以上に、人はフィードバックを求めている

建設的なフィードバックは、パフォーマンスの向上に役立つ可能性があります。

建設的なフィードバックは、パフォーマンスの向上に役立つ可能性があります。 Image: Unsplash/Christina @ wocintechchat.com

Douglas Broom
Senior Writer, Forum Agenda
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本稿は、以下会合の一部です。世界経済フォーラム 年次総会2022
  • 私たちは自分で思う以上に、建設的なフィードバックを必要としています。
  • 新しい研究では、建設的なフィードバックを受けた人は尊重されていると感じ、仕事のパフォーマンスが向上することが明らかになりました。
  • ところが、私たちの多くは相手の気分を害することを恐れ、フィードバックを控える傾向にあります。

誰かにフィードバックを提供したいと思いながらも、不快にさせるのを怖れて言わなかった経験はないでしょうか。次回はぜひ実行し、何かを伝えてみてください。ただし、その内容が建設的であることが前提です。

これは、建設的なフィードバックをすること、してもらうことをどのように感じるかについて、約2,000人を対象に調査した米国の研究者からのアドバイスです。驚いたことに、やや批判的な内容のフィードバックでも歓迎されることが明らかになりました。

建設的なフィードバック:歓迎かそれとも当惑か

例えば、調査中に顔に食べ物や口紅がついている研究者に、そのことを伝える勇気のあった人は、 被験者のうちわずか2.6%でした。相手を不快にさせたり、辱めたりしないかを心配したからです。

ところが、同様のことを言われたらどう思うかという質問には、86%が「伝えて欲しい」と回答しました。一方で、同じグループに「フィードバックをしたいと思うか」と尋ねたとき、「したい」と答えた人は48%にとどまりました。

顔にシミのある研究者に会った人のうち、4分の1は「気づかなかった」と回答しています。筆頭著者であるハーバード・ビジネス・スクールのニコール・アビ・エスバー氏は、「非常に目立つシミだったことを考えると、被験者の27%が本当に気づかなかった可能性は極めて低いでしょう」と述べています。

「それ以上質問されたり、フィードバックを求められたりするのを避けるために、参加者は『気づかなかった』、と答えたのではないかと思います。しかし、参加者の言葉どおりに受け止めることにしました」。

感情を害することへの恐れ

アメリカ心理学会の「Journal of Personality and Social Psychology(パーソナリティと社会心理学誌)」に公表されたこの研究は、建設的なフィードバックが「学習とパフォーマンスを支える手段になる」と結論付けています。

技術の急増に伴い、仕事の世界は急速に変化しています。世界経済フォーラムの「仕事の未来レポート2020」は、そうした仕事の世界への適応を支援する上で従業員エンゲージメントの重要性を強調しています。

建設的なフィードバックは多くの場合、歓迎され、パフォーマンスを向上させます。
Image: Unsplash

ハーバード大学の研究チームによると、これまでの研究において、ほとんどの人が建設的なフィードバックをしてもらいたいと考えていることが分かっています。それではなぜ、人々は他者にフィードバックを与えることに消極的なのでしょうか。その主な原因は、過去に動揺するようなフィードバックをもらった嫌な経験があるためだと、研究チームは述べています。

フィードバックによって好ましくない影響を与えうることを恐れると、フィードバックを与えることにますます消極的になることも明らかになりました。親しい間柄であるかにかかわらず、人間関係を損なうことへの懸念が生じるからです。

「例えば、プレゼン資料のタイプミスを指摘したり、面接の前に採用候補者にシャツの汚れを教えてあげたりといった具合に、すぐさま役立つ建設的なフィードバックを他者に与える機会は頻繁にあります」と、アビ・エスバー氏は述べています。

「この研究から、人々が総じてフィードバックを求める他者の気持ちを常に過小評価していることが明らかになりました。このことは、フィードバックをしてもらうことを望む側に有害な結果をもたらす可能性があります」と、アビ・エスバー氏は付け加えています。人々は、自分の与える情報が他者を助ける可能性があることを十分に認識していないだけなのです。

アビ・エスバー氏はさらに次のようにコメントしています。「フィードバックを与えることにためらいを感じても、実行することをお勧めします。相手の立場に立って想像し、自分だったらフィードバックが欲しいかどうかをちょっとだけ自問してみてください。きっと伝えて欲しいと思うでしょう」。

共著者のフランチェスカ・ジーノ氏は付け加えています。「次に誰かが単語の発音を間違えているのを耳にしたり、シャツに汚れがあるのを見つけたり、スライドにタイプミスがあるのに気づいたりしたら、ぜひ指摘してあげてください。相手はあなたが思っている以上に、そうしたフィードバックをしてもらいたいと思っているはずです」。

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