絶好の機会:チャールズ英皇太子や世界のリーダーたちが臨む「グレート・リセット」
「グレート・リセット」の発表において、チャールズ英皇太子、国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事、アントニオ・グテーレス国連事務総長、国際労働組合連合(ITUC)のシャラン・バロウ書記長が、声明を発表した Image: World Economic Forum
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グレート・リセット
「今私たちは、危機からよいものを掴む絶好の機会に恵まれています。世界的な危機は国境に関係なく、ひとつの地球を共有する一人の人間として、私たちがいかに相互に依存し合っているかを浮き彫りにします」
6月3日(水)、世界経済フォーラムの「グレート・リセット」が発表されたメディア・ブリーフィングの場で、チャールズ英皇太子は、新型コロナウイルス感染拡大の危機は、人類がより持続可能で公平な世界を構築するまたとないチャンスである、と訴えました。
「しかし、私たちが必要な行動を取り、より環境に優しく、より包括的で持続可能な方法で経済と社会を構築しなければ、今後、さらに多くのパンデミックに見舞われるだろう」と、チャールズ英皇太子は警鐘を鳴らします。
「グレート・リセット」は、2021年1月に世界経済フォーラムが開催するユニークなツイン・サミット形式の会合のテーマです。第51回となる同年次総会では、政府、企業、市民社会のグローバル・リーダーと世界中のステークホルダーが、対面とバーチャルの両方での対話を行うユニークな環境で集結します。しかし、より広い意味でのグレート・リセットとは、協力を通じより公正で持続可能かつレジリエンス(適応、回復する力)のある未来のために、経済・社会システムの基盤を緊急に構築するというコミットメントです。
このイニシアティブは、世界経済フォーラムの「COVIDアクション・プラットホーム」から生まれたものです。そして、新型コロナウイルス感染拡大の危機から回復を形作る機会にまさにある今、グレート・リセットは、未来の国際関係のあり方、国家経済の方向性、社会の優先順位、ビジネスモデルの本質、そして、グローバル・コモンズの管理などを決定する全ての人をサポートするために、必要な洞察を提供するものです。
「グローバル・リセット」の発表に際して語られた、重要なメッセージとビデオクリップを紹介します。
「パンデミックで命を落とした人たちのために、残された私たちにできる最も素晴らしいことは、より環境に優しく、よりスマートで公平な世界を作ることです」
”「私たちは二度と、医療、教育、そして、介護システムが資金不足になることを許してはなりません」
”「パンデミックは、デジタル技術の採用を加速させました。ブロードバンドは21世紀の電気となりました」
”「今、私たちの想像力が必要です。私たちは、日々可能性の弧を目の当たりにし、その意味は日々明らかになっています」
”「シニシズムは時代遅れの概念です。口先だけの批評家であることは、断じて受け入れられません。今こそ、議論の場に来て、変化を起こすべき時です」
”グレート・リセットに関する最新情報は、こちらでご覧いただけます。
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