オフロードのアップダウンや森トレイル、運河沿いの道など、ピーク・ディストリクト国立公園からジョン・オ・グローツまで総距離1,300km近くに及ぶサイクリングロードが、イギリスでアドベンチャーを楽しむサイクリストを待っています。

新しく開設されたグレートノーストレイルはイングランドとスコットランドを途切れることなくつなぐルートで、サイクリストに地方への道を開放します。

イングランドのピーク・ディストリクト国立公園、ヨークシャーデールズ国立公園、キールダーフォレストを通過し、スコットランドのローモンド湖やトロサックス国立公園、ネス湖まで北上するこのルートには、イギリスを代表する数々の有名景勝地が含まれています。

スコットランドに入ると、コースはイギリス北西端のラス岬に向かうルートと北東端のジョン・オ・グローツに向かうルートに分岐します。

ルートの大半はオフロードのサイクリングロードか、森の中のトレイル、もしくは交通量の少ない小道。マウンテンバイク用のアドベンチャールートとして設計されており、大部分は未舗装です。

起伏の激しい荒地や強風が吹きつける野ざらしの斜面などは経験豊かなサイクリスト向きですが、運河沿いの小道や廃線跡といったやさしいルートなら家族で楽しむことができます。

イメージ: Cycling UK

プロモーション団体であるサイクリングUKによると、イギリスのナショナルトレイルを使う人の約1/4が自転車での利用。サイクリングのための道を整備することは、健康にも経済にもメリットがあります。

そして、オフロードをマウンテンバイクに乗って地方を訪れるサイクリストの使うお金は、歩いて散策する人たちの2倍近く。それでも、多くのサイクリストは、自転車に乗ることはメンタルヘルスの向上のために大切だと感じていると、サイクリングUKは話します。

イメージ: Cycling UK

運動とメンタルヘルスの関連性はよく知られており、メンタルヘルスにアウトドア活動が与える影響について、特にサイクリングは、数多くの研究によってよい影響があると明確に示されています。また、サイクリングは人の結びつきや人間関係を作ることに役立つため、気持ちを楽にしてくれることも分かっています。

定期的な運動は心臓の健康を改善し、糖尿病などの病気発生率を減少させるなど数多くの恩恵を身体にもたらします。これらの恩恵に加えて、環境にも良いということから、世界各国の政府はサイクリングを熱心に奨励しています。ただ、イギリスでは多くの人が一般道で自転車に乗る際の安全性を懸念しており、短距離の移動を自動車から自転車に切り替えたいと考える人の数は減っています。

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そうは言っても、イギリスの自転車選手は近年世界的なスポーツ大会で良い成績を残しており、成人人口の12%は週1回以上自転車に乗っています。また、自転車に乗る人の乗車マイル数も増加。2017年の政府統計では1人あたり年平均60マイルとなっています。