ヒストリー
沿革
第1フェーズ-1971年に始まりました。非営利財団として設立された世界経済フォーラムは、企業は経済的繁栄をもたらすだけでなく、社会や自然に対する責任も担う「ステークホルダー責任」の概念を広めました。
第2フェーズ – 持続可能なコミュニティを確立し、世界の主要な非政府組織、労働組合、市民社会の代表者たちとともに、政治およびビジネス界のトップリーダーたち、そして活気あふれる若者や社会改革者のコミュニティを招集しました。今日、世界150カ国以上、500都市以上に存在するグローバル・シェイパーズ・ハブなどを通じて、世界経済フォーラムは地域社会への関与に対してグローバルなアプローチとローカルなアプローチを融合させています。
第3フェーズ – データ、知識、議論のより強固な基盤を構成員およびより広範な一般市民に提供するために、調査を行い、洞察を得るための力を構築しました。現在までに、100以上の報告書および白書を発行しています。これらは、政策に関する議論を刺激するために、コミュニティのグローバルな専門家たちの協力を得て執筆されたものです。
第4フェーズ - グローバル社会のすべてのステークホルダーが協力し、グローバルな課題に対する共通の解決策を見出すことを可能にするコラボレーション・プラットフォームを構築。2023年には、これらのプラットフォームを10のセンター(部門)に統合しました。
今日、10のセンターで展開する活動は130以上のイニシアチブに広がっており、パートナーや支援者が行動を起こし、インパクトを生み出すための枠組みを提供しています。これらのイニシアチブには、2030年までに10億人の人々に優れた教育とスキルを提供することを目的とする「リスキリング革命」、2025年までに10億人の人々に手頃な価格でデジタルサービスへのアクセスを提供することを目的とする「エジソン・アライアンス」、2030年までに1兆本の木を保全、回復、育成することを目的とする「1t.org」などがあります。私たちの取り組みと戦略的提携は、世界中の何百万人もの人々の生活と生計の改善に役立っています。
今後は、私たちの取り組みの影響力を強化し、デジタルプラットフォームを通じて成果へのアクセスを拡大するために、企業、各国政府、市民社会、その他のステークホルダーとの連携をさらに深めていきます。人間の創意工夫、起業家精神、イノベーション、協力の力こそが私たちの使命の中心にあります。
世界が直面する複雑な課題には、異なる信念や視点を持つリーダーたちが、厳格かつ敬意に満ちた対話を行うための場が必要です。そこでは、多様な考え方が尊重され、すべての意見が聞かれなければなりません。この使命の達成は、共通の基盤を見出し、前向きな変化の機会を捉えるために集うすべてのステークホルダーによって可能となります。力を合わせて、世界の現状を改善していきましょう。