報告書
発行: 19 1月 2020

ネイチャー・リスクライジング自然襲う危機企業経済与える影響

自然に関わるリスクの増大に警戒

自然破壊は地球規模の非常事態です。人類は、これまでに野生哺乳動物の83%と植物の半数を絶滅に追いやり、不凍地の4分の3、海洋環境の3分の2に深刻な影響を与えています。今後数十年の間に、100万種の生物が絶滅の危機に瀕しており、そのペースは過去1,000万年余りの平均に比べ数十倍から数百倍も加速しています。

世界経済フォーラムの「グローバルリスク報告書2020年版」は、生物多様性の喪失とエコシステムの崩壊を、人類が今後10年間に直面する上位5つの脅威のうちの1つと位置づけています。私たちの社会と経済は生物多様性に依存しています。世界経済フォーラムの調査では、世界全体のGDPの半分以上である44兆ドルの経済的な価値創出が、自然と自然が提供するものにある程度、または大きく依存していることが分かりました。オペレーション、サプライチェーン、市場への影響を通じて、ネイチャー・ロウはほとんどの企業に大きく関係します。

私たちにはこの状況を変える力があります。人類は、憂慮すべき自然界の悪化に歯止めをかけ、この流れを逆転させるために、自然との関係を早急に見直す必要があります。ビジネスリーダーたちは、自然を事業プロセスと意思決定の中心に据え、深刻な事態を回避するために自然に関わるリスクを体系的に特定、評価、軽減、公表するという重要な役割を担っています。企業は、自然を保護し回復させるための地球規模のムーブメントの一端を担うことができるでしょう。

自然破壊への注目は高まっているものの、なぜこれが企業にとって問題となるのか、また、企業が実際にできることについての理解はいまだ不十分です。世界経済フォーラムは、2020年に一連の「ニュー・ネイチャー・エコノミー(NNE)」レポート発表。自然保護がいかに企業と経済に関わりがあるのか明らかにしています。この一連のNNEレポートは、中国・昆明で開催される生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)、およびこれに関連するビジネス・フォー・ネイチャーに焦点を当て、2020年の官民のモメンタムを高めることを目指しています。

NNEシリーズの第一弾として、PwC(プライスウォーターハウスクーパース)の協力のもと制作されたレポート「ネイチャー・リスク・ライジング(Nature Risk Rising)」は、自然に関わるリスクが企業にとっていかに大きな問題であるか、なぜ早急にリスク管理戦略の主流に組み入れなければならないのか、そして、グローバルな経済成長のための幅広いアジェンダにおいて、自然の資産と自然が提供するものの保護を優先させることが不可欠な理由を解説しています。

このレポートは、以下の言語でもお読みいただけます。

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