ステークホルダー資本主義の進捗の測定:持続可能な価値創造のための共通の指標と一貫した報告を目指して
2020年にダボス・クロスタースで開催された、世界経済フォーラムの年次総会で、世界のトップ120社が、投資家やその他ステークホルダーの非財務的側面における共通指標と開示事項の開発を支持したことを受けて発表された本報告書は、持続可能な価値創造の共通指標を定義するための、6ヶ月間にわたるオープンな協議プロセスの結論を提示しています。
2020年にダボス・クロスタースで開催された、世界経済フォーラムの年次総会で、世界のトップ120社が、投資家やその他ステークホルダーの非財務的側面における共通指標と開示事項の開発を支持したことを受けて発表された本報告書は、持続可能な価値創造の共通指標を定義するための、6ヶ月間にわたるオープンな協議プロセスの結論を提示しています。
「ステークホルダー資本主義の指標(SCM)」の中核指標と拡大指標、そして開示事項は、企業が、環境・社会・ガバナンス(ESG)指標に関する成果の報告にあたって整合性を取る際、また、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に向けた貢献度を継続的に把握するために活用することができるものです。本指標は、民間の主要な基準設定団体の間での指標のコンバージェンス(収斂)を加速させ、ESG開示の報告に比較可能性と一貫性をもたらすことを短期的な目標としていることから、意図的に既存の基準に沿ったものとなっています。
120名を超えるグローバル企業のCEOから成るコミュニティである、世界経済フォーラムのInternational Business Council(IBC)の中で展開された本プロジェクトは、より豊かで充実した社会と、より持続可能な地球環境の構築に向け、企業の貢献度を測定し、実証する方法の改善を図るものです。本報告書は、2020年1月の年次総会で発表された協議のための草案「持続可能な価値創造の共通指標一貫した報告に向けて」をフォローアップしたものです。