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スイス・ジュネーブ、2025年4月21日 - 世界経済フォーラムの理事会会長であるクラウス・シュワブは、「88歳を迎えるにあたり、会長職および理事会メンバーから即時に退任することを決断いたしました」と理事会に伝えました。
これを受け、4月20日に開催された臨時理事会において、理事会はクラウス・シュワブの退任を正式に受理。世界経済フォーラムの規定に則り、理事会は全会一致で副会長のペーター・ブラベック=レットマテを、暫定会長(Chairman ad interim)に任命しました。また同時に、次期会長の選出に向けた選考委員会(Search Committee)の設置を決定しました。
同理事会は、世界経済フォーラム創設者であり、元会長クラウス・シュワブの卓越した功績を称えました。クラウス・シュワブは、世界経済フォーラムの対話と進展を促す世界有数のプラットフォームを創出し、55年にわたりフォーラムの舵取りを担ってきました。理事会は、そのたゆまぬリーダーシップに対し、深い感謝の意を表しました。
世界が急速な変革のただ中にある今、その複雑性に対応し未来を形づくるための包摂的な対話の必要性がかつてないほど高まっています。世界経済フォーラムの理事会は、変革を後押しする担い手としての使命と価値観を堅持することの重要性を強調。その信頼される役割を構築してきた世界経済フォーラムは、今後も引き続き、あらゆるセクターと地域のリーダーたちを結集し、知識と経験を持ち寄り、協働による解決策の創出をめざします。