世界経済フォーラム パブリック・エンゲージメント・リード 栃林直子
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2020年1月14日、スイス、ジュネーブ – 1月21日から24日、スイスのダボス・クロスタースで開催される世界経済フォーラム年次総会2020は、所得格差や政治の分極化による社会分裂から差し迫った気候危機に至るま で、世界が直面する最大の課題に取り組むため、ステークホルダー資本主義の確立に重点を置いています。
総会の指針となるのは、「ダボス・マニフェスト2020」。企業は、株主だけでなく社会全体の利益に貢献するものでなければならないというステークホルダーの考え方を初めて打ち出た1973年に制定されたダボス・マニフェストに基づき、2020マニフェストは、公平な課税、反汚職、役員報酬、人権の尊重を含め、現代における重要な問題に言及するステークホルダー資本主義のビジョンを示すものです。
「企業はステークホルダー資本主義を受け入れなければなりません。つまり、収益の最大化だけでなく、官民連携および市民社会との協力を通じて、企業が持つ能力とリソースをこの10年間の課題にそそぐ事で、より持続可能で結束した世界を築くのです」。世界経済フォーラムの会長、クラウス・シュワブ教授は語ります。
マニフェスト2020に基づき、本年度のプログラムでは、エコロジー、経済、社会、産業、テクノロジー、地政学という6つの分野において、官民連携のフォーラムプラットフォームで最大限に影響を及ぼすことを重点として取り組みます。当フォーラムのプラットフォームでは、160以上のイニシアチブが進められていま すが、それぞれがシステム全体の変革を実現する可能性を持っています。当総会では、特に責任ある事業、環境、社会的流動性の分野において、さまざまな進展があることが期待されています。
同年次総会で発表されるイニチアチブには、今後10年の間に10兆本の木を植える、第四次産業革命の時代を生きる10億の人々に必要なスキルを、といったものがあります。その他のイニチアチブを含め、詳細は同年次総会にて発表されます。(フォーラムのグローバル・ライトハウス・(灯台=指針)イニシアチブについては、こちらをご覧ください)。
今年の年次総会には、3,000人以上のリーダーが出席します。政界のリーダー:
ドナルド・トランプ大統領(アメリカ合衆国)、韓正(ハンジョン)中国共産党副総理、アンゲラ・メルケル連邦首相(ドイツ)、ジュゼッペ・コンテ首相(イタリア共和国)、ウェールズ公(チャールズ皇太子)、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長、ペドロ・サンチェス首相(スペイン)、シモネッタ・ソマルーガ大統領(スイス連邦)、モハンマド・アシュラフ・ガーニ大統領(アフガニスタン・イスラム共和国)、セバスティアン・クルツ首相(オーストリア共和国)、イバン・ドゥケ大統領(コロンビア)、フェリックス・チセケディ大統領(コンゴ民主共和国)、レニン・モレノ・ガルセス大統領(エクアドル共和国)、サンナ・マリン首相(フィンランド)、ナナ・アド・ダンクワ・アクフォ=アド大統領(ガーナ共和国)、キリアコス・ミツォタキス首相(ギリシャ)、バルハム・サリフ大統領(イラク)、レオ・ヴァラッカー首相(アイルランド)、オマル・ラザーズ首相兼国防相(ヨルダン)、ハルトマー・バトトルガ大統領(モンゴル)、マルク・ルッテ首相(オランダ王 国)、エルナ・ソルベルグ首相(ノルウェー)、イムラン・カーン首相(パキスタン)、ムハンマド・シュタイエ首相(パレスチナ)、アンジェイ・ドゥダ大統領(ポーランド)、マキシム・オレシキン経済開発大臣(ロシア連邦)、マッキー・サル大統領 (セネガル共和国)、リー・シェンロン首相(シンガポール共和国)、カイス・サイード大統領(チュニジア共和国)、ヴォロディーミル・ゼレンスキー大統領(ウクライナ)
国際機関のリーダー:
ロベルト・アゼベド世界貿易機関事務局長、モハメド・サヌシ・バーキンド石油輸出国機構事務局長、デイビッド・ビーズリー国連世界食糧計画事務局長、クリスタリーナ・ゲオルギエヴァ国際通貨基金専務理事、フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官、リウ・ファン国際民間航空機関(ICAO)事務局長、テドロス・アダノム・ゲブレイェスス世界保健機関事務局長、アントニオ・グテーレス国連事務総長、アンヘル・グリア経済協力開発機構 (OECD)事務総長、クリスティーヌ・ラガルド欧州中央銀行総裁、ペータ ー・マウラー赤十字国際委員会総裁、ルイス・アルベルト・モレノ米州開発銀行(IDB)総裁、ガイ・ライダー国際労働機関(ILO)事務局長、ユルゲン・ストック国際刑事警察機構事務総長、イェンス・ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長
今年度の年次総会には、アップル、AT&T、アルファベット、アリババ、バンク・オブ・アメリカ、ブリッジウォーター、ブラックロック、Facebook、JPモルガン・チェース、Oando Plc、Visa、ジョンソン・エンド・ジョンソン、マスターカード、マイクロソフト、三菱、ネスレ、プロクター・アンド・ギャンブル、 Uber、サウジアラムコ、ウォールマートなど、民間セクターのリーダー1,680人以上が参加します。
市民社会のリーダー:
シャラン・ バロー国際労働組合総連合(ITUC)会長、ルカ・ビセンティーニ欧州労働組合連合事務局長、「ウォール街を占拠せよ」共同発起人ミッカ・ホワイト、ケネス・ロス ヒューマン・ライツ・ウォッチ事務局長、ジェニファー・モーガン グリーンピース・インターナショナル国際事務局長、デイヴィッド・ミリバンド国際救済委員会委員長、セス・バークリー ワクチンアライアンス(Gavi)事務局長、ヒンドゥ・オウ マロウ・イブラヒム チャド先住民女性および住民協会会長、ヴァルソロメオス(コンスタンティノープル総主教)、コンスタンティノープル総主教庁、新ローマ・エキュメニカル教会
世界経済フォーラム年次総会は、世界で最も幅広い年齢層の出席者が一堂に会する国際サミットです。120名を超える、「グローバル・シェーパーズ」、「ヤング・グローバル・リーダーズ」、社会起業家コミュニ ティのメンバーが参加を予定しています。また、若者世代を代表する20才未満の10名のリーダーたちを招 き、次世代の視点を共有してもらいます。これらの若手の「チェンジ・メーカー」に関する詳細はこちら。
今年は初めての取り組み、アート・カルチャー・フェスティバルも開催します。年次総会と並行して開催する同フェスティバルでは、数々のセッションに加え、参加型のアート・インスタレーションを展開。また、第26回クリスタル・アワードの受賞者たち、カルチャー・リーダーたちーもフィーチャーします。
また、50周年を迎える今年、本総会は4年連続、気候ニュートラルな年次総会となります。持続可能なイベント運営の認証であるISO 20121を2018年に獲得し、以後持続可能性の高い年次総会を開催しています。詳しくはこちら。
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