世界経済フォーラム パブリック・エンゲージメント・リード 栃林直子
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2019年10月17日、スイス、ジュネーブ - 世界経済フォーラムは本日、スイスのダボスで2020年1月21日〜24日に開催される、第50回年次総会のテーマと詳細を発表。今回の年次総会のテーマ「ステークホルダーがつくる、 持続可能で結束した世界」のもと、世界各地から3000人の参加者が一堂に会する予定です。今回の総会の目的は「ステークホルダー資本主義」の概念に具体的な意味を持たせること、パリ協定と持続可能な開発目標 (SDGs)に向けた進捗状況を監視している各国政府と国際機関に支援を提供すること、そして、テクノロジーと貿易管理に関する議論を促進することです。
「人々は、経済的な『エリート』たちに裏切られたと考え、それに対する抗議運動を起こしています。また、地球温暖化を1.5°C以内に抑えるという私たちの取り組みは、危険と言ってもよいぐらいに不充分です」と世界経済フォーラムの創設者・会長のクラウス・シュワブは述べています。「世界がこのような重大な岐路に立たされている今、私たちは『ダボス・マニフェスト2020』を作成し、企業や政府の目標や採点表を再考する必要があります。それは世界経済フォーラムの50年前の創立目的でもあり、これからの50年にわたって私たちが貢献したい点でもあります」。
年次総会プログラムでは、以下の6つの重要な側面が優先事項となります:
世界経済フォーラムとステークホルダー資本主義
1971年に開催された当フォーラムの初会合は、企業は顧客、従業員、地域社会そして株主などあらゆる利害関係者の役に立つ存在であるべきだとする、クラウス・シュワブが提唱した理念を展開する目的で設定されました。当フォーラムのその後の事業を方向付ける文書となった1973年の「ダボス・マニフェスト」において、この考え方が再確認されたのです。大幅に刷新される今年の年次総会では、当フォーラムのインターナショナル・ビジネス評議会の現会長であるバンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハン最高経営責任者 (CEO)によって不偏的な「ESG採点表」が発表される予定です。
年次総会の持続可能性をさらに高める
2020年年次総会は、過去に開催された国際サミットの中でも、最も持続可能性が高い会合となります。会合関連の二酸化炭素排出の削減、計算、オフセットによってフォーラムの年次会合は完全にカーボンニュートラルとなります。また、2019 年には持続可能なイベントの認証である国際標準化機構の国際基準ISO20121認証を獲得。地元の食材供給者の利用、食肉の消費量削減に向けたタンパク質代替品の導入、100%再生可能電気の調達、絨毯などリサイクルやリユースが困難な材料の使用削減・撤廃、そして電気自動車の採用拡大などの対策によってこの目的が達成されました。
<参考>
世界経済フォーラムのインパクトの詳細を知る:http://wef.ch/impact
ウェブでセッションの生中継を見て会合に関する情報を得る:http://wef.ch/am20
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