2020年、世界は2億5,000万人分のフルタイムの労働力を失いました。これは、世界のGDPの4.4%に相当する3兆7,000億ドルの労働所得の損失に相当するもので、人々の命と生活も大きく影響されました。新型コロナウイルスのワクチン接種の開始に伴い、成長の見通しに改善が期待される一方で、社会経済の力強い回復への道のりは険しいものとなるでしょう。
未来の社会の形成には、政策立案者、ビジネスリーダー、労働者、学習者たちが、今日どういった選択をするかにかかっています。重大な帰路に立たされている今、リーダーたちは、意識的、積極的かつ早急に新たなソーシャル・コントラクト(社会契約)の基盤を固め、すべての人が機会を享受できるよう経済を再構築しなければなりません。
6月1日(火)〜2日(水)に開催される「ジョブ・リセット・サミット2021」は、サイロ化を越え、あらゆるステークホルダーとこの基盤を築くタイムリーなプラットホームとなることを目指します。世界経済が急速に進化し、不確実な状況にある中で、本サミットは、仕事の未来に関する重要課題への議論をもとに行動の道筋を明確に示し、最も影響力のあるリーダーや組織と共に、プログレス(進歩)への歩みを加速します。