160万人の難民が暮らすトルコは、今世紀に入ってこれまでに最も多くの移民を受け入れてきた国です。シリアで現在進行中の人権危機を背景に、下図が示すとおり、レバノンとヨルダンも順位を上げています。
米国やカナダなどの他の国々は、2000年以降おおむね一定の水準を保ってきた一方、シリアに近接する国々では2012年以降、難民が急増しています。
2014年末 時点で、世界には1950万人の難民がおり、迫害、紛争、広範な暴力、または人権侵害の結果として強制的に移住させられた人は合計5950万人に上ります。これは毎日4万2500人に相当します。もしこれらの避難民全員で一つの国をつくるとすれば、世界で24番目に大きな国になるでしょう。
ここ1年ほどは、ほとんどの難民がシリアから流出しており、2014年にはアフガニスタンが最多でした。中東は十分な対応をしていないという西側諸国の批判とは裏腹に、現在、シリア難民の95%が近隣諸国に受け入れられています。トルコは159万人の難民を受け入れており、レバノンは115万人を受け入れています。イランは98万2000人です。
シリア危機が報道の主役となる一方で、アフガニスタンやソマリアから流出する難民の規模も決して軽視できない深刻なものです。パキスタンは昨年、庇護を求める259万人のアフガン人を主因として、難民受入数で第2位となりました。一方、111万人のソマリア人が故郷を追われ、その多くがエチオピアへ移住しました。
難民の半数以上は18歳未満の子どもです。
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執筆者:ドナルド・アームブレヒトはフリーランスのライター兼ソーシャルメディア・プロデューサーです。
写真:シリアのイドリブから逃れたサウサン・アブデルワハブさんが、南東部の都市ヤイラダー近くにある、トルコとシリアの国境付近の難民キャンプの外で子どもたちと歩いている。REUTERS/Zohra Bensemra




