2018年2月、死んだマッコウクジラが打ち上げられ、スペインのカボ・デ・パロスの風光明媚な海岸に横たわっていました。
当局は、このクジラが異常にやせていたと指摘しました。解剖の結果、急性腹部感染症で死亡したことが確認されました。端的に言えば、67ポンド相当ものプラスチックごみを飲み込み、消化器官が破裂してしまったのです。
図で見るプラスチック問題
今日のインフォグラフィックは、Custom Madeが提供するもので、深刻化する海洋ごみ問題の規模を把握するのに役立ちます。

拡大し続ける問題
毎分、ごみ収集車1台分に相当するプラスチックが海に流入しており、海洋プラスチックの量は10年以内に3倍になると予想されています。
フィリピン沖のほつれた漁網から、オークランドの雨水排水溝に流れ込んだペットボトルのキャップまで、海に入ったごみはすべて、環流と呼ばれる回転する海流の中を漂い続けます。
そのため、太平洋環流は今では別の名でよく知られています。「太平洋ゴミベルト」です。
無数のプラスチック片が集まってできたもの
太平洋ゴミベルトは、見渡す限り浮遊ごみがいかだのように広がっているものとして、インターネット上でしばしば誤って描かれています。実態は見た目ほど劇的ではありませんが、最大の問題は目に見えないマイクロプラスチックです。プラスチックの微細な破片は、海洋生物に取り込まれた後、食物連鎖に入りやすいため、人間にとって最大のリスクとなります。
網や浮きなどの放置された漁具も問題の一因ですが、海を漂うごみの大半は陸上の活動に由来します。世界の大半の国には海岸線があり、管轄区域が多く、環境監視の厳しさにもばらつきがあるため、近い将来にプラスチックの流出を本格的に抑えるのは現実的ではありません。
解決策はまだ見えない
公海の奥深くにごみベルトが形成されているため、誰がその後始末に責任を負うのかを明確に決める方法はありません。The Ocean Cleanupのような団体は、海洋環流を調査し、プラスチック問題の規模についてより詳しい情報を提供しています。実質的な効果をもたらすうえで最も有利な立場にあるのはThe Ocean Cleanupですが、その構想を実現するには膨大な資源と多額の資金が必要です。
クジラが海岸に打ち上げられるのを見たい人はいません。しかし今のところ、十分な規模の解決策が実現するのは、まだずっと先になりそうです。





