4月初旬、世界の海面水温は21.1℃に達し、観測開始以来の最高を記録しました。
EcoWatchによると、地球温暖化も海水温の上昇に拍車をかけており、世界平均で10年あたり0.18℃上昇しています。
気温の上昇と熱波の増加は、氷の融解や海面上昇の加速から、より深刻な暴風雨や海洋生物へのリスクまで、さまざまな悪影響につながる可能性があります。
4月初旬、世界の海面水温は21.1℃(約70°F)に達し、観測開始以来の最高を記録しました。この記録は、2016年に観測された従来の最高値21.0℃を上回りました。
記録によると、日ごとの海面水温は4月1日に21.1℃に達し、4月6日までその水準を保ちました。これは、Climate Reanalyzer(メイン大学気候変動研究所のツール)による記録です。
「現在の傾向は、過去の記録を次々と塗り替え、グラフの上限を突き抜けるように見えます」と、ニューサウスウェールズ大学の気候科学者マシュー・イングランド氏はガーディアン紙に語りました。
ラニーニャ現象が続いたここ数年は、海面水温がやや低めでしたが、専門家は今、熱が海面まで上昇していることを確認しています。地球温暖化も海水温の上昇に拍車をかける可能性があり、世界平均で、10年あたり0.32°F(0.18℃)上昇しています。
記録的な海面水温は、2023年後半にエルニーニョ現象が発生する前兆かもしれません。こうしたパターンが続けば、米国のメキシコ湾岸や南東部で洪水が増える可能性があります。海面水温の上昇は、食物網や海洋生態系にも変化をもたらすおそれがあります。
過去最高の海面水温が記録された2016年には、エルニーニョ現象が発生していました。この現象は一般に世界の気温が高いときに起こります。ワシントン・ポスト紙によると、先月の世界平均気温は、平年より0.92°F高く、平年値は1991年から2020年までの記録に基づいています。
世界経済フォーラムは海洋問題にどう取り組んでいるのでしょうか?
ラニーニャ現象の間は、温室効果ガス排出と地球温暖化の影響が抑えられ、海面水温が低くなることがよくあります。
「最近の『三度目のラニーニャ』は終わりました。この長期にわたる寒冷期は、大気中の温室効果ガスが増加していたにもかかわらず、世界の平均地表気温を押し下げていました」と、米国海洋大気庁(NOAA)の主任研究科学者マイク・マクファデン氏は、ガーディアン紙の報道で述べています。「それが終わった今、気候変動の兆候がはっきりと表れているのでしょう。」
海面水温の上昇は、海洋熱波の増加につながる可能性があり、海洋の温暖化をもたらす条件は陸上の気温上昇にもつながるおそれがあります。研究者らはすでに、極端な海洋熱波が異例の規模で同時に発生していることを記録しています。気温の上昇と熱波の増加は、氷の融解や海面上昇の加速から、より深刻な暴風雨や海洋生物へのリスクまで、さまざまな悪影響につながる可能性があり、サンゴの白化現象もその一つです。





