過去7日間に伝えられた、環境に関する主要ニュースを週ごとにまとめてお届けします。
主なニュース:COP26を前にG20へ「行動の窓は閉じつつある」と警告、化石燃料の生産計画は気候目標を大幅に超過する見通しと国連が警告、COP26について語るジョン・ケリー。
1. 世界各地の環境ニュース
欧州議会はEUに対し、企業に対して法的にメタン漏出の修理を義務付けるとともに、温室効果ガスの排出削減について各国に拘束力のある目標を課すよう求めました。
フランスの養蜂家は、気候変動による季節外れの低温と多雨でミツバチが蜂蜜を作れなくなり、数十年で最悪の収穫になると警告しました。
国連の気候機関による新たな報告書は、気候変動によってアフリカ東部の氷河が20年以内に消失し、貧困層1億1,800万人が干ばつ、洪水、または極端な暑さに直面し、今世紀半ばまでに経済が3%縮小する可能性があると警告しました。
70万人を超える人々が南スーダンの洪水の影響を受けました。UNHCRは、同国の一部地域で半世紀以上ぶりとなる大洪水の原因として気候変動を挙げています。
英国は、グラスゴーでCOP26を開催する準備を進める中、ネットゼロ戦略を発表しました。
スペインのセビリア市は、熱帯暴風雨やハリケーンと同じように、熱波に名称を付けて分類する計画です。
米国の気候変動問題担当特使ジョン・ケリーは、COP26サミットは「世界が一丸となって取り組むための最後の、そして最善の機会」だと述べました。
2. 化石燃料の生産計画は気候目標を大幅に超過すると国連が警告
主要経済国は、2015年のパリ協定で掲げた目標の達成と両立する水準の2倍を超える量の石炭、石油、ガスを2030年に生産する見通しだと、国連と研究者らが今週警告しました。
国連環境計画(UNEP)の年次「生産ギャップ」報告書は、各国政府が計画する化石燃料の生産量と、パリ協定で定められた気温上昇の上限を達成できる生産水準との差を測定しています。
主要な化石燃料生産国15カ国を分析したこの報告書によると、各国は合計で、地球温暖化を1.5°Cに抑える場合と両立する量より約110%多く、2°Cに抑える場合と両立する量より45%多い化石燃料を2030年に生産する計画です。
3. COP26を前にG20へ「行動の窓は閉じつつある」と警告
9カ国は世界最大の経済国に対し、気候変動対策の公約を強化するよう求めました。各国の行動が、間近に迫ったグラスゴーでのCOP26サミット
の基調を定めることになるとしています。ロイターが確認した書簡には、「断固とした気候変動対策を講じるための時間は急速に失われつつある」と記され、G20の現議長国であるイタリアのマリオ・ドラギ首相に送られました。
G20首脳は10月30~31日にローマに集まり、COP26の「基調を定める」会合を開きます。
デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は、「私たちのメッセージは非常に明確です。グラスゴーで会合を開く前に、G20には対策を強化し、目標を引き上げてもらう必要があります」と述べました。
書簡には、スウェーデン、ラトビア、ベルギー、エストニア、アイルランド、グレナダ、コスタリカ、デンマーク、マーシャル諸島が署名しました。





