理想的な履歴書とはどのようなもので、どう構成すべきかについては、さまざまな意見があります。履歴書の作成に慣れていない人(軍を離れる兵士や、教育課程を終えたばかりの人など)にとっては、気が重い課題です。最初からうまくできるでしょうか。何を盛り込むべきでしょうか。どう書けばよいのでしょうか。履歴書に不安がある人も、最新の履歴書を完璧にしようと努めている人も、めったに語られない次の5つの簡単なポイントを知っておくとよいでしょう。
1. 履歴書が完璧になることは決してありません。
どれほど時間をかけても、完璧だと思えることはありません。常に気になる点があるものです。これは自然なことであり、履歴書はキャリアを通じて作り続けるものだと覚えておきましょう。状況は変化します。資格や経験は積み重なり、自分にとって良い履歴書とは何か、そうでないものは何かという認識も変わっていきます。そのため、少なくとも毎月、または新しい仕事に応募する前、新たな資格を取得したり経験を積んだりしたとき、そして可能な限り頻繁に、履歴書を見直しましょう。
2. 何よりも、スペルと文法が最重要です。
この意見に反対し、経験や資格のほうが重要だと言う人もいるかもしれません。しかし、採用担当者は、履歴書の文章が拙ければ、まずあなたの能力に否定的な印象を持ちます。内容で何を伝えようとしているかを読み取る前のことです。第一印象を良くし、最初の関門でつまずかないようにしましょう。文章を十分に理解していることが伝わる書き方を心がけ、一人称(「私は~です」「私は指揮した」「私は管理した」)は使わないでください。最後に、Microsoft Wordなどのソフトウェアにある自動スペル・文法チェックを信用しすぎないこと……ポイント3を見てください。
3. 新規作成または改訂した履歴書は、誰かに校正してもらうまで満足しないこと。
自分の文章を自分で校正することはできません。誤りに気づくことはあっても、自分が最初に犯した多くの間違いを脳が見落としてしまいます。ポイント2で述べたように、自動スペル・文法チェックも十分ではありません。自分の文章力に自信があるかどうかにかかわらず、文章をよく扱えるとわかっている友人や同僚を1人か2人選びましょう。見落としていた間違いを見つけてくれるでしょう。また、履歴書作成の経験から、自分では考えつかなかった修正案を提案してくれることもあります。履歴書を人に見せることを恐れないでください。誰もが同じ経験をしており、たいていは喜んで力を貸してくれます。
4. レイアウトはそれほど重要ではありません。
応募先が履歴書のレイアウトを指定していない限り、気にしすぎる必要はありません。資格を経験より上に置くべきでしょうか。連絡先をすべてのページのフッターに置くべきでしょうか、それとも1ページ目だけ、あるいは最終ページだけでしょうか。履歴書を複数列に分けるべきでしょうか、それとも独立した各セクションを縦に並べるべきでしょうか。実際にはそれほど重要ではありません。自分が最善と思う形式を選び、各セクションに明確な見出しを付けましょう。段落には10~12ポイントのフォントサイズを使うようにしてください。必要な資格はすべて持っているものの、経験が少し足りないかもしれない仕事に応募する場合は、採用担当者に最初に目を通されたときに良い印象を与えられるよう、「資格」セクションを「経験」セクションより上に置くことを検討してもよいでしょう。ただし、これは採用担当者が履歴書を上から下へ、すべてのセクションに目を通すことを前提としていますが、そうとは限りません。繰り返しますが、レイアウトにこだわりすぎないことが大切です。ごちゃごちゃさせず、段落やセクションの間に十分な余白を取り、印刷可能範囲から内容がはみ出さないようにしましょう。
5. 履歴書に載せる個人情報には、落とし穴が潜んでいることがあります。
求人情報に別段の記載がない限り、履歴書に写真、生年月日、住所を載せるのは避けましょう。通常、これらを記載する必要はありませんが、いずれか、またはすべてを載せると、差別を受ける可能性が生じます。個人的な経験から挙げられる例として、私の会社に、資格も経験も十分な人の履歴書が届いたことがあります。しかし、その履歴書には写真があり、私はすぐに採用をためらいました(彼はとても年配に見え、私たちはもっと若い人を探していました)。とはいえ、応募要件に年齢の上限を設けていなかったため、彼を評価と面接に進めました。実際に会うと、写真よりずっと若く見え、私は教訓を得ました。採用担当者や現行法令は機会均等や差別防止を重視するかもしれませんが、特定の情報から無意識に受ける肯定的または否定的な印象を、現実には制御できません。ならば、そうした機会を与える必要はないでしょう。
これらのポイントは、私自身の履歴書や他の人の履歴書に関する経験から得たものです。履歴書を書く際の一般的な参考として挙げるものであり、絶対的な決まりではありません。そもそもそのような決まりはありませんが、少なくとも他の人からの助言とあわせて検討することをお勧めします。
素晴らしい履歴書は、もうすぐそこです。頑張ってください!
この記事は、 LinkedInとの協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味するものではありません。
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著者:Hugh KeirはSelected Securityのセキュリティ担当ディレクター兼軍事顧問です。
画像:Shinjiと呼ばれることを希望する日本の新卒者(右)が、東京の東京都労働相談センター内の個室で相談員と話す。REUTERS/Yuriko Nakao


