「念入りに伝えよう。相手がすでに知っていることを伝えるほうが、相手が聞く必要のあったことを伝えないよりよい。」—アレックス・アーヴァイン
CEOとして学んだ最大の教訓は、念入りに伝えることの大切さです。私は常に、会社のビジョンをチームに繰り返し伝えています。もうこれ以上伝えられないと思ったときも、改めてビジョンを繰り返し伝えました。
面白いことが起こり始めたと気づきました。人々は、私たちが何をしているのか、そして何よりもなぜそうしているのかを理解し始めたのです。メッセージは会社全体に浸透していきました。人々は、私が伝えていたことを互いに繰り返すようになりました。
足並みをそろえることがかかっているなら、どれほど念入りに伝えても伝えすぎということはありません。
リーダーとして、焦点を絞った戦略を明確かつ一貫して会社全体に伝えることは、私の責任です。そうすることで全員の足並みがそろい、すべてのチームに共通の方向性が生まれ、迅速に動き、最も重要なことに集中できるようになります。
念入りなコミュニケーションは、一方通行ではうまくいきません。
チームに念入りに伝えるのと同じくらい、上司への報告・働きかけを念入りに行うことの重要性も強調したいと思います。これは他に類を見ないスキルで、習得すれば会社の文化に劇的な違いをもたらします。
社内で起きた問題の大半は、コミュニケーション不足が原因でした。マネージャーとして、驚きや悪い知らせのない世界に生きることは不可能だと気づきました。しかし、絶えず念入りに伝えることで、驚きを減らし、障害を取り除き、悪い知らせに対処し、成功を祝うことができます。
NetflixのCEOからスタートアップのインターンに至るまで、誰もが、念入りなコミュニケーションによって上司への働きかけを行うという黄金律を身につける必要があります。このスキルを日々の業務に活用するためのヒントをいくつか紹介します。
簡潔にまとめる
念入りに伝えるとは、あらゆることを伝えるという意味ではありません。適切なことを効果的に伝えるということです。シンプルな枠組みを用意すれば、要点を整理し、状況を報告する最も手早い方法になります。上司が何が重要かを優先づけ、関心のある領域に焦点を絞るのに役立ち、いちいち考え出す必要もありません。覚えておいてください。少ないほうが、より豊かです。早めに、頻繁にすり合わせる
方向性や戦略が明確でなければ、早めに、頻繁にすり合わせましょう。追加の質問をたくさんし、互いの考えに異議を唱え、可能な限り最善の案にたどり着きましょう。そのうえで、誰もが念入りに伝えられるようなシンプルな枠組みを適用します。不意の出来事はあってよい
驚きや悪い知らせのない世界に生きることは不可能です。良い知らせであれ悪い知らせであれ、伝えるのをぎりぎりまで待ってはいけません。「驚かせない」というルールを破って悪い知らせを伝えなければならない場合は、ほかに考えられる解決策を用意して臨みましょう。
会社でどんな役割を担っていても、伝えすぎることはありません。自分の話が壊れたレコードのように聞こえると思うかもしれませんが、実際はまったく違います。自分でももう聞くのに耐えられないと思うまで、繰り返し伝えましょう。それから、さらに繰り返してください。
この記事は、 LinkedInとの協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持していることを意味するものではありません。
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著者:マイケル・カルンジャナプラコーンはSkillshareのCEOです。
画像:2008年12月5日、マドリード中心部のオフィスで話す従業員。スペイン・失業/ロイター/スサナ・ベラ。
