先日、読者の皆さまに、キャリアに関する最も差し迫った疑問をお寄せいただきました。
職場問題の専門家として全国的に知られ、著書『Tame Your Terrible Office Tyrant: How to Manage Childish Boss Behavior and Thrive in Your Job』の著者でもあるリン・テイラーの協力を得て、次の質問に答えます。「面接で、何が自分のモチベーションになっているかと聞かれたら、何と言えばよいでしょうか?」
「これはよくある面接の質問ですが、不意を突かれやすいものです」とテイラーは言います。「なぜでしょうか。あまりにも幅広い質問なので、どう答えるかによって、性格、志、スキル、熱意、期待、そして一般的な考え方など、さまざまな面であなたのことがよく分かるからです。」
自分を動かすものは何か、そしてそれをどう言葉にするかを事前に把握しておけば、次の面接での受け答えが向上するだけでなく、仕事探しの軸をより明確にし、その仕事が本当に自分の情熱や目標に合っているかを見極めることにもつながります。
「準備ができていないと、意図せず曖昧な答えをしてしまい、やる気がない、あるいは関心がないように見えたり、ヘッドライトに照らされた鹿のように立ちすくんでしまったりするかもしれません」と彼女は言います。
答えを考える際には、次のポイントを参考にしてください。
自分を振り返る。
「仕事について考えたとき、朝起きる原動力になるものを書き出してみましょう」とテイラーは提案します。「どのようなプロジェクトに最も大きな仕事上の満足感を得ましたか。それはなぜですか。人と話す場面で、仕事に刺激を受けているとき、何について話しますか。」どの要素がそれほどやりがいをもたらすのか分析しましょう。面接官は自己認識の度合いを見極めようとしています。じっくり考えてください。
一般論に終始しない。
大まかな発言は、答えになっていないように聞こえることがあります。「人と接するのが好きで、皆にとって仕事が楽しいものになるようにするのが本当に好きです」。それは立派なことですが、採用担当者はさらに掘り下げたいのだと彼女は説明します。「求められる業務に意欲を持って取り組めるという説得力のある説明を聞きたいのです。たとえば、『営業チームを築くのが好きです。ビジョンを共有し、目標を設定し、チームを訓練し、成果を見届けることが好きです』のように答えてみましょう。」自分のモチベーションを仕事に結び付けてください。面接官に、いわば点と点をつなげて見せる機会です。
自分らしさを大切にする。
面接では、飾らない「自分」と関心事を伝えることが、短期的にも長期的にも最善だとテイラーは言います。「経験豊富な面接官は、ボディーランゲージや声の調子、抑揚から、あなたの誠実さを見抜けます。採用されても、仕事内容が最終的に好きになれなかったり、必要な考え方が身についていなかったりすれば、仕事への意欲は湧きません。」コンピューターに向かって分析するのが好きなのに、求められるPowerPointのプレゼンテーションのせいで夜も眠れないのなら、そのことを隠してはいけません。
簡潔な要点を用意する。
これは聞かれ得る質問の中でも特に幅広いものなので、自分を動かす主な要因を把握し、優先順位を付けておきましょう。「自分を駆り立てるものはたくさんあるかもしれません。しかし、答え方には、焦点を絞り、考えを整理し、簡潔な根拠を示す能力が表れます」と彼女は言います。簡潔に答えましょう。
前向きな姿勢を示す。
熱意を持って答えるべき場面があるとすれば、まさにこの質問です。「雇用主は高いエネルギーと前向きな姿勢を見たいと思っています。少し熱意を示しましょう」とテイラーは提案します。「浮かれる必要はありませんが、『チームで働くのが本当に、本当に好きです』と単調に言いながら、まるで空が落ちてくるかのような顔をしていたら、情熱を信じてもらうのは難しいでしょう。」
成功体験と結び付ける。
仕事で何が意欲につながるかを話すときは、実績もアピールできる絶好の機会です。「得意なことは好きだと考えられます。好きなことをして成果が出るのを嫌がる人はいませんよね」と彼女は言います。「ただし、この部分は手短にしましょう。」たとえば、「ブランド戦略を構築するのが好きです。企業がマーケティング予算を最大限に活用する様子を見るのが好きだからです。強力なブランド体系によって売上を伸ばせたのは、刺激的な経験でした。昨年はその結果、当社のXYZ製品ラインで20%の増収を実現できました。」
何があっても、お金が動機だとは言わない。
「せっかく弾んでいた会話を台無しにする確実な方法の一つは、『率直に言うと、私の最大の動機はお金です』のように言うことです」とテイラーは言います。「報酬は誰にとっても重要ですが、それを最優先事項にすると雇用主の関心を失わせます。」キャリアを通じて得たい充実感という、より大きな視点に触れましょう。営業職であっても、事業を築くことの魅力について話すほうがよいでしょう。
具体的に何と言えばよいか、まだ分からないでしょうか。自分に当てはまりそうな動機の例を紹介します。「具体例を挙げることを忘れないでください」とテイラーは言います。
優れたチームとともに成功を築くこと
人を指導し、その成功を見届けること
プロジェクトの目標を達成、または上回ること
組織力を生かして期限を守ること
事業を獲得、または拡大すること
XYZのスキルを生かせる難しいプロジェクトに取り組むこと
優れた顧客サービスと献身的な姿勢を提供すること
実現に結び付く革新的なアイデアを生み出すこと
プロジェクトを効率化すること
会社の経費を節約すること
この記事は、 Business Insiderとの協力のもと掲載されています。掲載されたことは、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味しません。
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著者:ジャクリーン・スミスは、Business Insiderのキャリア担当編集者です。
画像:失業中のベルギー人、モハメド・サンマールさん(右)が、模擬就職面接で質問に答える。REUTERS/Francois Lenoir
