何かが違います。以前のように、毎日仕事に行くのが楽しみではなくなっています。
目覚ましのけたたましい音が鳴ると、気が進まないままベッドから起き上がり、身支度をして、ゾンビのような状態で車を運転して職場へ向かいます。今ではただ惰性で動いているだけです。行動を突き動かしているのは、もはや心でも目的意識でもありません。
いつもこうだったわけではありません。顧客との会議や技術的な問題の解決、計画づくりでいっぱいの一日に取り組もうと、勢いよくベッドから飛び起きていた頃を覚えていますか?
またあのように 仕事とのつながりを感じ られる日が来るのだろうかと思うかもしれません。大丈夫です。情熱の火を再び燃え立たせることはできます。方法をご紹介します。
1. 一緒に働く人たちのことをもっとよく知る。
ギャラップが2013年に発表した「米国の職場の現状」 報告書 は、2010年から2012年にかけて実施した継続的な調査を通じて、入社から6か月後には従業員のエンゲージメントが44%低下することを明らかにしました。
エンゲージメント低下の問題をさらに詳しく調べる中で、ギャラップはその低下を食い止める機会を見いだしました。「新入社員は、期待や学び成長する機会に前向きな気持ちを抱いているかもしれません。しかし、職場に親友がいる、自分の意見が尊重されている、あるいは自分の貢献が認められていると感じる可能性は低いかもしれません」と報告書は述べています。
最初はエンゲージメントを感じやすくても、しばらくたって周囲に自分のアイデアを認めてくれる人がいないと、自分の存在が見えなくなったように感じ始めることがあるのは、そのためかもしれません。
解決策は、一緒に働く人たちとの関係を築き始めることです。気が合いそうな人や、もっと知りたいと思うチームメンバーを見つけて、コーヒーに誘ってみましょう。誘う理由が必要なら、その人が詳しいテーマについて意見を聞かせてほしいと頼むか、自分のアイデアを聞いてもらい、率直な意見をもらうだけでもよいでしょう。
2. 職場環境を変える
毎日、白いオフィスの壁を見つめていても、あまり刺激を受けないと認めるのは、悪いことではありません。オフィスに活気を取り戻すため、職場の飾り付けをする時間を提案してみましょう。創造性を刺激する色やアイテムでオフィスを彩るための予算を従業員に支給することを、上司に検討してもらえないか尋ねてみてください。
色を取り入れて、自分のスペースを明るくしましょう。生きた植物やカラフルなデスク用オブジェ、お気に入りの趣味の写真などを持ち込んでみてください。壁を塗ったり、アート作品を飾ったり、照明を変えたりして、オフィス全体の雰囲気や印象を改善できる場合もあります。
それでもうまくいかなければ、在宅勤務や、毎週数時間お気に入りのカフェで働くことについて上司に相談しましょう。
3. 毎日起きる素晴らしいことを一つツイートする
2012年に『Journal of Happiness Studies』に掲載された 研究 によると、感謝の気持ちを書き留めることは、幸福感や人生への満足度を高めると実証されており、仕事に関連して感じているかもしれない憂うつな気分を和らげる可能性があります。
毎日手紙を一通書く時間はおそらくないので、もっと現代的な方法で感謝の気持ちを書き留めましょう。Twitterを使うのです。毎日起きる、特別なことや心躍ること、あるいはささやかな前向きな出来事を一つ見つけて、ツイートしましょう。
良いことは、仕事に直接関係していなくてもかまいません。友人と昼食をとったかもしれませんし、朝の散歩中にアヒルのひなを見かけたかもしれません。本当に前向きなことが何も思い浮かばなければ、誰かに代わりをしてもらいましょう。前向きで心を奮い立たせることをツイートする人をフォローし、その投稿をリツイートしてください。
4. ストレスに先手を打つ
運動が心身の健康に及ぼす良い影響を示す研究は数多くあります。しかし、8月に発表されたバーゼル大学の最近の 研究 では、激しい運動をする人は、高いストレスにさらされたときに報告するメンタルヘルス上の問題が少ないことが明らかになりました。
日課に運動を取り入れて、ストレスに先手を打ちましょう。散歩をする、昼休みにヨガのクラスに参加する、あるいはヒューマン・パフォーマンス・インスティテュートの運動生理学ディレクター、クリス・ジョーダンが推奨する「7分間ワークアウト」を行う方法があります。
5. 新たな課題に取り組む
入社した頃は、一日が数々の障害で埋め尽くされていて、それを解決すべき課題や問題だと捉えていたかもしれません。しかし、しばらく働くうちに、そうした障害はありふれたものになり、わくわくする新しいものというより、いら立ちの原因になっていきます。
いつもの仕事にわくわくしなくなったら、新しいプロジェクトへの参加や、別の部署でのクロストレーニングについて上司に相談しましょう。難しいプロジェクトに取り組むチームメンバーを手伝うと申し出るのもよいでしょう。誰かを助けることで、自分の目的意識を取り戻し、自分の意見や貢献に価値があると感じられるかもしれません。
それでは、本当に仕事を再び好きになれるのでしょうか。それとも、 辞めるべきときなのでしょうか。入社したばかりの頃のように、態度や毎日の仕事に対する考え方を変えるだけで、気持ちを切り替えられると思います。『 職務記述書を超えて』の著者ジェシー・ソストリンは、次のように 書いたと報じられています。「現実には、仕事そのものを好きになる必要はありません。仕事に取り組むという考え方を好きになればよいのです」
この記事は LinkedInとの協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムがその見解を支持することを意味するものではありません。
アジェンダの最新情報をお届けする 週刊ニュースレターに登録する。
著者:イリヤ・ポジンはPluto TV、Open Me、Coplexの創業者。ForbesおよびInc.の寄稿者。
画像:2007年8月6日、ムンバイの証券会社で、株式仲買人がコンピューター画面の株価指数を見ている。ロイター/Punit Paranjpe。
