COVID-19ワクチンは世界にどのように配分され得るのか

The company logo for pharmaceutical company AstraZeneca is displayed on a screen on the floor at the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., April 8, 2019. REUTERS/Brendan McDermid - RC12595D5960
Manufacturer AstraZeneca plans to supply 2 billion doses of COVID-19 vaccines.Image: REUTERS/Brendan McDermid
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  • 英国の製薬会社アストラゼネカは、2つの別個の契約により、COVID-19ワクチンの製造能力を20億回分に引き上げる計画だ。

  • 計画では、低・中所得国向けに10億回分を供給する予定だ。

  • しかし専門家は、安全で有効なワクチンの開発には依然として12~18か月かかる可能性があると予測している。

英国の製薬会社アストラゼネカは、マイクロソフトの創業者で億万長者のビル・ゲイツが関与する2つの契約により、低所得国への早期供給を保証しつつ、新型コロナウイルスワクチンの潜在的な製造能力を20億回分に倍増させた。

感染症対策の国際組織CEPIおよびワクチン連合GAVIとの契約は世界保健機関(WHO)の支持を受けており、同社が当初の供給分をすべて先進国に振り向けているのではないかという懸念を打ち消すことを目指している。

このワクチンが新型コロナウイルスに有効かどうかはまだ不明だが、数十の企業が開発競争に参加しており、アストラゼネカとオックスフォード大学の提携は、米国のドナルド・トランプ大統領の新型コロナ対策タスクフォースが現時点で支援を決めた数少ない取り組みの一つである。

ホワイトハウスは先月、潜在的ワクチン「AZD1222」の最初の供給分3億回分を確保した。この契約では、検査および製造に対して10億ドル超の支援も約束された。英国はそれとは別に、さらに1億回分を予約していた。

木曜日の契約に基づき、同社は今年から、CEPIおよびGAVIに対し3億回分を供給する。最高経営責任者(CEO)のパスカル・ソリオは、ワクチンの公平かつ衡平な配分を目指すためだと述べた。

ソリオ氏によると、アストラゼネカは、ワクチンの製造量で世界最大のメーカーであるインドのセラム研究所とも条件で合意しており、低・中所得国向けに10億回分を供給する。

同社が記者団との電話会見で明らかにしたところによると、セラム研究所が製造するワクチンのうち、供給量が明示されていない一部はインド国内で使用され、残りはGAVIが他の低所得国に配分する。

これによりアストラゼネカには、使途がまだ決まっていない計画製造能力3億回分が残ることになる。

アストラは、より多くの量を支援するパートナーを募集しているが、これまでに示した計画では上限に近づいている可能性がある。リスクは異なるワクチン技術に分散させるべきだとソリオ氏は述べた。

専門家は、安全で有効なワクチンの開発には12~18か月かかる可能性があると予測している。

このワクチンは以前ChAdOx1 nCoV-19として知られており、オックスフォード大学が開発し、アストラゼネカにライセンス供与された。

現在進行中の治験では、新型コロナウイルスに対する免疫の証拠はまだ示されていないが、規制当局の承認が得られ次第、大規模展開に備えて生産は開始される。

ソリオ氏は、この化合物が安全かつ有効であると証明される見込みについてはコメントしなかったが、治験参加者の十分な数がウイルスに感染し、信頼できる数値が得られれば、治験結果は8月にも得られる可能性があると付け加えた。

「結果がうまくいくかどうかを思い悩んでいる時間はない。我々は全力を尽くすしかない。それが業界でのやり方であり、何かに賭けるのだ。我々はこのワクチン計画を実現させることに全面的に取り組んでいる」とソリオ氏は述べた。

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