40年以上ぶりの高インフレに直面するなか、米連邦準備制度理事会はフェデラルファンド金利の誘導目標レンジを75ベーシスポイント引き上げ、1.50~1.75%とした。
7月にはさらに50または75ベーシスポイントの利上げが予想され、今年の利上げ幅は合計2.00~2.25パーセントポイントとなる。これは、わずか数カ月前には考えられなかったことだ。
利上げはこれで終わりそうにない。年末までに金利の誘導目標レンジの中央値は約3.4%になる可能性がある。
40年以上ぶりの高インフレに直面するなか、連邦準備制度理事会は再び対応を強め、インフレ抑制に向けてこれまでで最も積極的な措置を講じた。連邦公開市場委員会(FOMC)は全会一致で、フェデラルファンド金利の誘導目標レンジを1.50~1.75%に引き上げることを決定し、今後も利上げが続く見通しとなった。75ベーシスポイントの利上げは、2022年5月に実施された、すでに積極的な50ベーシスポイントの引き上げに続くもので、1994年以来、最大の引き上げ幅となった。
「連邦準備制度理事会は、高インフレが人々にもたらしている苦境を理解している」と、ジェローム・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は記者会見で、FOMC会合後に述べた。「雇用の最大化と物価の安定を促進するという議会からの使命に照らせば、現状は明白です。労働市場は極めて逼迫しており、インフレはあまりにも高すぎます」とパウエル議長は語った。5月の前回会合以降、「インフレ率は再び予想を上回り、インフレ期待を示す一部の指標は上昇し、今年のインフレ見通しは大幅に上方修正されました」と付け加え、委員会が従来予想されていた50ベーシスポイントを超える政策金利の引き上げを決めた理由を説明した。さらなる利上げも予定されている。現時点で、パウエル議長は7月の次回FOMC会合で50または75ベーシスポイントの利上げを見込んでいる。そうなれば、今年の利上げ幅は合計2.00~2.25パーセントポイントとなる。これは、わずか数カ月前には考えられなかったことだ。
最新の見通しをみると、利上げはそれでも終わらないことが示されている。年末時点で適切とされる誘導目標レンジの中央値の予測は、3月時点の1.9%から上昇し、現在は3.4%となっている。2023年も利上げが続く可能性があり、委員会メンバーの予測中央値は、3月時点の2.8%から上昇して2023年末には3.8%となった。



