NASAが打ち上げた地球観測衛星、ランドサット9号が、地球の初めての写真を公開した。
この衛星は地球表面全域の温度を測定する。変化する気候の中で役立つ知見が得られる。
たとえば、米国西部にあるナバホ・ネーションの画像は、干ばつの状況の監視や水管理に役立つ。
今後、USGSはランドサット9号をランドサット8号とともに運用する。ランドサット8号は毎日、地球表面の画像を約1,500枚撮影する。
宇宙から撮影した最新の写真は、地球表面がどのように変化しているのかを比類ない視点から見せてくれる。
NASAが9月7日に打ち上げた地球観測衛星、ランドサット9号は、10月31日に撮影した地球の初写真を公開した。NASAと米国地質調査所(USGS)は発表したと、金曜日(11月5日)に明らかにした。
9枚の写真には、オンラインで閲覧できるデトロイトと隣接するセントクレア湖、変化するフロリダ州沿岸に広がる都市とビーチの境界、アリゾナ州のナバホ地域、ヒマラヤ山脈、オーストラリア北部の海岸線が写っている。
これらの画像は、衛星が収集しているデータの一端を示すものだ。衛星は可視光、近赤外線、熱赤外線のデータを検出する。熱赤外線データは、地表温度とその変化を測定する。ランドサット9号の性能向上により、森林のように植生が密集した地域を含め、微妙な違いをより正確に検出できるようになった。
気候が変化する中、収集されたデータは、科学者、都市計画担当者、農家などの関係者に、作物の状態、灌漑の利用、水質、山火事の深刻度、森林破壊、氷河の後退、都市の拡大などに関する情報を提供する。こうした情報は、将来に向けてより多くの情報に基づいた選択を行う助けとなる。
たとえば、米国西部にあるナバホ・ネーションの画像は、干ばつの状況の監視や灌漑用水の管理に役立つ。27,000平方マイルを超える地域を、わずか85カ所の雨量計でカバーしているため、現地のデータは大幅に不足していた。NASAとUSGSが指摘したように、衛星画像と気候モデルがその不足を補い、ナバホ・ネーションが干ばつの深刻度を把握する助けとなる。五大湖では、ランドサット9号が緑藻の渦を捉えており、科学者や資源管理者は藻類の異常発生を早期に見つけ、さらに調査する地域を選定できる。
最新の画像は、宇宙からの地球観測の50年にわたる記録に加わる。1972年以来、NASAと米国内務省の一部局で米国の地形を調査する米国地質調査所との連携により、地球を撮影する衛星が絶えず軌道上に配備されてきた。これらの画像は、砂漠へと拡大する都市や、作物の変化を映し出す色の移り変わりを示してきた(後者は、米国農務省が作物の長期的な変化を追跡するのに役立っている)。
今後、USGSはランドサット9号をランドサット8号とともに運用する。両衛星は毎日、地球表面の画像を約1,500枚撮影し、8日ごとに地球全体を網羅する。




