研究によると、世界の陸地面積の14.6%が人類によって改変されている。
これは1,850万km²に相当し、ロシアより広い面積だ。
人間が地球の地表に及ぼす影響には、都市や町から自然システムの改変まで、さまざまな形がある。
エジプト、ロッテルダム、ウェストバージニアは、改変の程度や種類の違いが陸地にどのような影響を与えたかを示している。
地球の人口は80億人に近づいており(2023年にこの節目に達する可能性が高い)、年を追うごとに、私たちが地球に及ぼす影響を無視することは難しくなっている。
都市、インフラ、農業、汚染は、いずれも私たちが自然界に与えている負荷だ。以下の地図は、David M. Theobald et al.によるもので、地球のどれほどの範囲を私たちが改変してきたかを示している。研究者らの推計では、14.6%、すなわち陸地面積1,850万km²が改変されており、その面積はロシアを上回る。
人間の影響を定義する
人間が地球の地表に及ぼす影響にはさまざまな形があり、研究者らは私たちが加えてきた「改変」を細やかな方法で分類した。最終的に、この地図の作成には10の主な負荷要因が用いられた。
市街地:すべての都市や町
農業:作物の栽培や牧草地に充てられた地域
エネルギー・採掘資源:主に石油やガスが採掘される場所
鉱山・採石場:石油やガスを除く、地表でのその他の天然資源採掘
発電所:再生可能・非再生可能エネルギーを問わず、エネルギーが生産される地域
交通・サービス回廊:主に道路や鉄道
伐採:商品生産を目的とする森林減少を測定する(山火事や都市化などの要因は含まない)
人間の侵入:一般に、人口密集地や道路に隣接し、人間が立ち入る地域
自然システムの改変:主に貯水池の建設など、水の流れの改変
汚染:大気汚染によって生じる酸性雨や霧などの現象
上記の分類の説明は簡略化したものだ。詳しい説明と計算については、方法論を参照。
人間が地球の地表に及ぼす影響を詳しく見る
人間が地球に及ぼし得る影響の程度をよりよく理解するため、3つの地域を詳しく見て、現地の状況がこれらの地図とどのように関連しているかを見ていこう。
土地利用の対照:エジプト
エジプトの人口のほぼすべてがナイル川とそのデルタ地帯沿いに暮らしており、土地利用と人間の影響を調べる興味深い場所となっている。
川沿いに広がる町や集約度の高い農地は人間による改変の地図上ではっきりと目立つ一方、近隣の砂漠では影響がはるかに小さい。
集中的な改変:オランダ
オランダには地球上でも特に大きく改変された景観があり、この地図上での見え方も驚くにはあたらない。
上図に示された、特徴的な港とその周辺地域を含むロッテルダム一帯は、人間による改変度のスケールで最上位の色がほぼ全面を占めている。
資源採掘:ウェストバージニア州
この地図では、はっきりと示されるのは都市や町だけではない。原材料を採掘する地域も同様だ。米国ウェストバージニア州のこの山岳地帯は、そのことを非常に明瞭に示す例だ。
この地域では、瀝青炭の鉱脈を取り出すために山を爆破する山頂除去式の採掘方法が一般的で、地図上でも採掘現場がはっきりと確認できる。
この地図のインタラクティブ版を使えば、地球上のどの地域も自分で表示できる。人間の影響を示すこうしたパターンのうち、意外に感じるのはどれだろうか?







