EU気候変動サービスによると、2020年は観測史上最も暑い年となり、2016年に並ぶ

A woman cools off in the Berounka river during a heatwave in the village of Dobrichovice, near Prague, Czech Republic, August 12, 2020. REUTERS/David W Cerny - RC2GCI9V5HJL
The 2010s were reported as the hottest decade on record.Image: REUTERS/David W Cerny
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  • 2020年は観測史上最も暑い年となり、2016年と並んだと報告されている。

  • 気候変動により、洪水や干ばつなど、より深刻で危険な気象現象が増える可能性が高い。

欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービスによると、昨年は観測史上、世界で最も暑い年となり2016年に並んだ。気候変動の影響が強まるなか、世界的に最も暑い10年間が幕を閉じた。

地球温暖化は氷河の融解や海面上昇につながる可能性がある。Image: 英国国防省

欧州では冬と秋が異例の暖かさとなり、2020年は大陸全体で観測史上最も暑い年となった。一方、北極圏は極端な高温に見舞われ、地球温暖化をもたらす二酸化炭素の大気中濃度は上昇を続けた。

科学者らは最新データについて、壊滅的な気候変動を回避するため、2015年のパリ協定の目標達成を視野に入れられるほど速やかに温室効果ガス排出量を削減する必要性を、各国や企業に改めて示すものだと述べた。

「2020年に起きた異例の気候現象とコペルニクス気候変動サービスのデータは、私たちに時間が残されていないことを示している」と、EUの執行機関である欧州委員会の宇宙担当ディレクター、マティアス・ペチュケ氏は述べた。EUの宇宙計画には、コペルニクス地球観測衛星が含まれる。

コペルニクスによると、2020年の世界の気温は産業革命前と比べて平均1.25度C(2.7度F)高かった。過去6年間はいずれも観測史上、世界で最も暑い年だった。

パリ協定は、気候変動による最も壊滅的な影響を回避するため、気温上昇を2度Cを「十分に下回る」水準に抑え、可能な限り1.5度Cに近づけることを目指している。

「ここで重要なのは、私たちが排出する量を減らすことです」と、コペルニクスの上級科学者フレヤ・ヴァンボーグ氏はロイターに語った。

昨年は、信頼できる記録として史上最高の気温も観測された。8月、カリフォルニア州の熱波により、モハーベ砂漠にあるデスバレーの気温は54.4C(129.92°F)まで上昇した。

コペルニクスによると、2020年も北極圏とシベリア北部は地球全体より速いペースで温暖化が続き、こうした地域の一部では、基準として用いられる30年間の平均を6C以上上回る気温となった。

この地域では「異例に活発な」山火事の季節もあり、北極圏の北側で発生した火災による2020年の二酸化炭素(CO2)排出量は記録的な2億4,400万トンに上った。これは2019年を3分の1以上上回る。

北極海の海氷は減少を続け、7月と10月はいずれも、その月として海氷面積が過去最小を記録した。

この研究に関与していない科学者らは、気候変動がハリケーンや火災、洪水などの災害をより激しくしているという、増え続ける証拠と今回の結果は一致していると述べた。

米国では、人命と被害にかかるコストが急速に増加していると、米海洋大気庁(NOAA)の気候科学者アダム・スミス氏は述べた。

「こうした極端な現象が年を追うごとに起き、展開していく様子を表現するには、新たな語彙が必要です」と、10億ドルを超える被害をもたらす気候関連災害を追跡しているスミス氏は述べた。

スミス氏によると、2020年の最初の9カ月間に米国で発生した被害額10億ドル以上の災害は16件に上り、2011年と2017年に記録された年間最多件数に並んだ。

スミス氏によると、暫定集計では、昨年の災害のうち13件で少なくとも188人が死亡し、被害額は466億ドルに達した。NOAAは、2020年の被害に関する全容調査を1600 GMT(米東部標準時午前11時)に発表する予定だった。

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