COP26:英国とインドの「グリーン・グリッド・イニシアチブ」とは?

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  • 英国とインドは、世界の電力網の接続を強化する計画を進めている。

  • 「グリーン・グリッド・イニシアチブ」は80カ国以上の支持を得ている。

  • これにより、再生可能エネルギーの電力が余る地域から不足する地域へ電力を送れるようになる。

  • インドのモディ首相は、こうした送電網を、世界を「クリーンでグリーンな未来」へ導くための「極めて重要な解決策」と表現した。

  • この計画は、世界経済の70%超を対象に、手頃な価格の低炭素技術の普及を加速させる、より広範な取り組みの一環である。

英国とインドは、より環境に優しいエネルギーへの移行を加速するため、世界の電力網の接続を強化する計画を打ち出した。

送電網を連結すれば、再生可能エネルギーの電力が余る地域から不足する地域へ電力を送れる。たとえば、日没後の国々は、まだ太陽光発電が可能な国々から電力を得られる。

COP26の気候変動会議がスコットランドのグラスゴーで開かれ、「グリーン・グリッド・イニシアチブ」は80カ国以上の支持を得た。この取り組みは、先進国が途上国の排出削減を支援し、産業革命前の水準からの地球温暖化を1.5度(華氏2.7度)以内に抑える目標を達成するためのモデルとなる可能性がある。

「世界がクリーンでグリーンな未来へ移行するには、こうした国境を越えて相互接続された送電網が極めて重要な解決策となる」と、インドのナレンドラ・モディ首相は声明で述べた。

米国の独立系エネルギー専門家マシュー・ウォルド氏は、この計画は再生可能エネルギー源により多くの送電線が必要であることを浮き彫りにすると述べた。再生可能エネルギー施設は都市から遠く離れた場所に建設せざるを得ないことが多い一方、石炭火力やガス火力の発電所は燃料を輸送できる。

しかしウォルド氏によると、旧ソ連を含む各国の計画担当者は、進展が限られるなか、複数の時間帯をまたぐ安価な送電を長年夢見てきた。送電線技術は近年向上しているものの、この計画には多額の支出が必要になると、ウォルド氏らは述べた。

「海底に敷設する必要がある送電網について話しています。山脈を越え、砂漠を横断する必要もあります」と、ワシントンに拠点を置く戦略国際問題研究所のシニア・アソシエイト、カルティケヤ・シン氏は述べた。

国境を越える送電網計画の公式発表には、費用の数字や資金調達の詳細は含まれていなかった。モディ首相と英国のボリス・ジョンソン首相は以前、この計画の概要を示していた。月曜日、モディ首相は、インドがネットゼロの炭素排出を2070年までに達成すると述べた。これは科学者が必要とする時期としている年より20年遅い。

気候変動の抑制に向けた取り組みに懐疑的と見られているモディ首相は会議に出席した。一方、中国やロシアなど、ほかの主要排出国の首脳は対面での出席を見送っている。

インパックス・アセット・マネジメントでサステナブル投資担当上級副社長を務めるジュリー・ゴルテ氏は、この送電網計画は、先進国の支援があれば、世界で人口が2番目に多いインドが化石燃料からの脱却に取り組む意向を示したものだと述べた。

「インドに任せきりにすれば、石炭火力発電所を建設するでしょう」と同氏は述べた。

この計画は、世界経済の70%超を対象に、手頃な価格の低炭素技術の普及を加速させる、より広範な取り組みの一環である。

世界経済フォーラムは気候変動に対してどのような取り組みを行っているのか?

「グラスゴー突破目標」と名付けた計画の最初の5つの目標を発表し、ジョンソン首相は、クリーン電力、ゼロエミッション車、排出量がほぼゼロの鉄鋼、低炭素水素、気候変動に強い農業の推進を目指すと表明した。

一方、米国とアラブ首長国連邦は、40億ドルの支援を受けて、農業が気候変動に適応できるよう支援する取り組みを開始した。


スコットランド・グラスゴーでウィリアム・ジェームズ、サイモン・ジェソップ、ボストンでロス・カーバーが取材。追加取材:カリフォルニア州オークランドのジェーン・ランヒー・リー。編集:バーバラ・ルイス、グラント・マクール。

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