単なる成功にとどまるスタートアップと10億ドル企業を分ける9つの要素

Workers sit at their desks at the Jellyfish office space in London, Britain December 19, 2016. Picture taken December 19, 2016. REUTERS/Neil Hall - RTX2W5DQ
According to Jessica Livingston, founders of successful startups must be "fantastically interested" in their work.Image: REUTERS/Neil Hall
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テクノロジー系スタートアップは何千社もあるが、幸運なごく一握り(あるいは、厳密には205社)だけが、評価額10億ドルの企業となる。

単に成功した企業と、10億ドル企業との違いは何だろうか。

Yコンビネーターの共同創業者、ジェシカ・リビングストンには明快な答えがある。「将来性がないと思われたアイデアが、驚くほど大きなものへと花開くこと。そして、その機会を見抜いて突き進む、意欲にあふれた創業者です」

リビングストンは、シリコンバレーのスタートアップアクセラレーターであるYコンビネーターを共同創業した。同社は半年ごとに200社の企業群を次々と送り出している。彼女は、何千社もの企業が成功するのを見てきた。一方で、Airbnbのように巨大企業へと成長した幸運な一握りの企業も目にしてきた。

Yコンビネーターの女性創業者会議の壇上で、リビングストンは自身の経験をもとに、次の10億ドル企業を生み出す可能性を高めたい創業者に向けて、9つの助言を示した。

運を味方につける:優れたアイデアに加え、タイミングも合わなければならない。その多くは運によるものだと、リビングストンは語った。「最も成功する創業者は、適切なタイミングで適切なアイデアを持っています」と彼女は言う。ただし、創業者がその時点で正しいアイデアだと気づく前に、アイデアが成長し、進化することもある。

正しい動機を持つ:「極めて成功するスタートアップの創業者は、金持ちになるためでも、格好よく見られるためでもなく事業に取り組んでいます。自分たちがしていることに、常に熱狂的な関心を持っているのです」と彼女は語った。「長期的な視点で考えますし、辞めたくないので、他社から買収を持ちかけられても応じにくいのです」

大きなニーズに応える:「私たちの助言は、自分自身が望むことを始めて、自分のような人がほかにも大勢いることを期待するほうがよい、ということです」とリビングストンは語った。会社のアイデアは当初、大きなものに見えないかもしれない。Airbnbも、床に敷いたマットレスを貸し出すサービスとして始まった。それでも、10億ドル企業の土台となるには、実際に大きなものでなければならない。「大勢の人がお金を払うものか、人々が高い金額を払うものを見つける必要があります」と彼女は言った。

基本に取り組む:スタートアップの事業は、一般的な言葉で5語以内に説明できるべきだ。たとえば、Facebookは友人のためのネットワーク、Uberはオンデマンドの車という具合だ。アイデアは当初、もっと対象が限られていることが多い。Facebookも、ハーバード大学の学生同士をつなぐことを目指していた。しかし、基本的なニーズを解決するものへと進化させる必要がある。

疑わしいと思われるアイデアにも取り組む覚悟を持つ:リビングストンが初めて、床に敷いたマットレスを貸し出すというAirbnbの提案を見たとき、単なる悪いアイデアに思えたという。しかし創業者は、疑う人々を気にせず、自分たちのアイデアに取り組む「型破りな人」でなければならない。「自立心が必要です。他人がどう思うかを気にしてはいけません」と彼女は語った。

大きなアイデアを恐れない:「大きなアイデアへの恐れがあるため、ほとんどの人は大学生向けのサイトを立ち上げ、それを世界全体に広げようとはしません」と、リビングストンはFacebookに言及して語った。小さな事業を10億ドル企業へと成長させるには努力が必要だが、実際にそれを成し遂げることに「恐怖より期待を感じる人も少数ながらいます」と彼女は言った。

意欲と粘り強さを持つ:権限を持つ上司の下で働いてきた創業者の場合、どれほど意欲的かを見極めるのは難しいことがある。しかし、スタートアップを立ち上げた後なら、意欲の強さはすぐにわかるとリビングストンは語った。「スタートアップでは誰もあなたに指示を出しません。多くの人は権限の空白に居心地の悪さを感じますが、その中で力を発揮する人もいます」と彼女は言った。

人生をかけた仕事と考える:本当に巨大なスタートアップでは、創業者の少なくとも1人が、それを人生をかけた仕事と捉えているとリビングストンは語った。そうした創業者は長期的な未来を見据えた事業づくりに集中し、自ら進んで事業を安売りしたり、簡単に手を引く道に誘惑されたりすることはないという。

マネージャーへと成長できる力を持つ:優れたものをデザインすることと、人をマネジメントすることはまったく異なるスキルであり、その両方を好む人は多くない。しかし、10億ドル企業を築くには、創業者も会社とともに成長しなければならない。人をマネジメントする方法を学び、おそらくそれを好きになる必要さえあると、リビングストンは語った。「両方で優れた力を発揮できる人はまれですが、本当に優れたスタートアップをつくりたいなら、そうならなければなりません」と彼女は言った。

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