2020年テーマ:海のレジリエンス、イノベーション、行動に向けてコミュニティをつなぐ
2020年6月1日(月)~5日(金)、世界経済フォーラムとフレンズ・オブ・オーシャン・アクションは、「オーシャン・アクション」をテーマとする、グローバルなオンライン会合、「バーチャル・オーシャン会合」を開催します。この会合は、より豊かで健全、かつレジリエントな海の実現を目指し、イノベーションを求め、果敢な行動を試みる世界中のコミュニティをつなぎます。
新型コロナウイルスの感染拡大により、世界が未だかつてない課題と不確実性を抱える中、健康及び安全上の理由により、大規模な会議や集会は延期、グローバルモビリティは大幅に制限され、その結果、私たちの生活やビジネスのあり方が変化しています。しかし、このパンデミック収束後には、経済回復、食料安全保障、雇用、気候変動とのたたかいにおいて、海は私たちの強い味方となることでしょう。
世界経済フォーラムとフレンズ・オブ・オーシャン・アクション(海にかかわる喫緊課題へのスケーラブルな解決に取り組む58人のグローバルリーダーから成るグループ)は、海に関係する全世界のリーダーやコミュニティの招集をオンライン上で実現する、バーチャル・オーシャン会合を開催します。多様なパートナーの協力のもと企画されたこの会合は、新型コロナウイルス感染拡大の危機の中でもその推進力を維持し、豊かで健全な海の実現に向け、意欲的でグローバルな緊急行動への取り組みを続けます。
「バーチャル・オーシャン会合は、この困難な時期にあっても海洋資源をより良く保護、管理するグローバルな取り組みのポジティブな機運を継続させるべく計画されました。今だからこそ、コミュニティの保護や将来の危機に対するレジリエンスの構築のため、人類には豊かで健全な海が必要なのです」と、国連事務総長海洋特使、フレンズ・オブ・オーシャン・アクションの共同議長を努める、ピーター・トムソン氏は語ります。
6月第1週に開催が予定されていた「2020年の国連海洋会議」の日程は、新型コロナウイルスの感染拡大に対する世界の取り組みを鑑み、再調整が行われています。海洋保護に向けた活動を支援するグローバルな取り組みの機運を維持するため、6月1日(月)~5日(金)の日程でバーチャル・オーシャン会合を開催する事が決定しました。
バーチャル・オーシャン会合は、意欲的かつ革新的な解決策と、ポジティブな変革を促す具体的な機会を明らかにすることを目的としています。
バーチャル・オーシャン会合では、以下のトピックスを優先課題として取り上げます。