非政府組織（NGO）、労働および宗教のリーダー、信仰団体、その他の市民社会の関係者は、世界経済フォーラムの多様なステークホルダープラットフォームの重要なメンバーです。

市民社会からはさまざまな分野の関係者が集まり、政府やビジネスリーダーと協力の下、グローバルな課題に対する解決策を見つけ、提唱します。また、第四次産業革命による変革を最大限に活用する方法に注力し、産業、慈善活動、政府、学界と連携した上で、技術の開発、展開、使用、管理にも取り組みます。

世界経済フォーラムのNGOコミュニティは、グローバルおよび地域レベルで活動する非政府組織で構成されています。コミュニティのメンバーは、アドボカシー、緊急対応、災害救援、サービス提供、研究など、さまざまな活動に従事しています。

NGOは、年次および地域会合、業界横断的および地域プラットフォームなど、世界経済フォーラムの活動全般に関わっています。NGOは、技術政策とガバナンス、包括的経済政策、ジェンダー問題、未来の仕事、気候変動、水と衛生、食料安全保障、健康と医療、人身売買と腐敗との戦いなど、多様なトピックに関する多様なステークホルダー・ダイアログ他、パートナーシップに深い経験と洞察を提供しています。また、NGOコミュニティのメンバーは、数多くの「グローバル・フューチャー・カウンシル」にも統合されています。

労働組織は、経済政策がより包括的で、労働者の問題が意思決定者によって取り上げられることを保証するために重要です。これを踏まえ、労働組合や労働者組織は、グローバリゼーション、経済再生、環境、雇用、社会保障、グローバル金融システム、金融包摂、未来の仕事、持続可能な生産などの課題について対話やイニシアチブに関与しています。

労働運動のリーダーは、世界経済フォーラムの年次および地域会合、サミット、「グローバル・フューチャー・カウンシル」などのプラットフォームに積極的に参加。より深い対話と統合が進み、国際的なガバナンスプロセスおよび業界主導の対話に実質的に関わります。

世界の80%の人々が宗教を信仰している中、信仰コミュニティは変革と変化の強力な推進力を提供します。世界経済フォーラムは、宗教と信仰がグローバル経済、政治、社会、個人に与える重要性を認識しており、世界中の信仰コミュニティが包括的で持続可能な方法で社会を前進させる上で果たす重要な役割を深く理解しています。

これまでの間に、世界経済フォーラムの多様なステークホルダーから成るプラットフォームは、複数の信仰からの影響力のある宗教リーダーの声も取り入れており、信仰の実践者および信仰ベースの組織、宗教の専門家たちが、独自の視点でグローバルな対話や最も差し迫った共通の課題に対する解決策に貢献しています。こうした参加は、グローバル、業界、地域のアジェンダが、包括性、持続可能な開発、人間の尊厳、個人のレジリエンスを豊かにします。

伝統的な市民社会の分野を超え、主要な課題に対して革新的で破壊的なモデルを用いる新たな市民運動や個人の社会的アクターの台頭が見られます。これらの視点を取り入れることは不可欠です。世界経済フォーラムは、市民社会との関与において、社会運動、活動家、個人の権利擁護者など、広範な市民社会の風景を反映させるよう努めています。 私たちは常に、市民社会コミュニティに参加する新しいパートナーを探しています。

お問い合わせ先および詳細については、以下のメールアドレスまでご連絡ください。

CivilSociety@weforum.org