新たな研究によると、外向的な人は、オープンな座席配置のオフィスでより幸福感を覚え、集中しやすい傾向がある一方、内向的な人は個室を好む傾向がある。
この研究では、健康管理センサーを装着し、働く環境についてどう感じているかをスマートフォンに送信された質問に回答してもらった270人以上のオフィスワーカーからデータを収集した。
研究の著者の一人によれば、「大量離職(グレート・レジグネーション)」の影響により、ワークスペースの設計というテーマの重要性はますます高まっている。
ある研究によると、理想的なオフィス空間は社員の性格によって異なる。
この研究は、学術誌Journal of Research and Personalityに掲載されたもので、外向的な人は、デスクが仕切りで区切られていないオープンな座席配置のオフィスでより幸福感を覚え、集中しやすいことが明らかになった。一方、内向的で心配性な傾向のある人は、個室でより幸福感を覚え、集中しやすいという結果が示された。
「このことは、ワークスペースは労働者に合わせて設計されるべきであり、その逆であってはならないことを示唆している」と、共同執筆者であるエスター・スターンバーグは述べている。彼女はアリゾナ大学のアンドリュー・ワイル統合医療センターの研究ディレクターであり、同大学のPlace, Wellbeing, and Performance研究所の所長も務めている。
「本研究は、個人の性格と環境の両方を考慮することの重要性を明らかにするものである。それは、人がどの程度幸福であるか、どの程度うまく仕事ができるかといった、重要な行動や気分の結果を予測するうえで重要である」と、心理学部教授で研究の上級著者であるマティアス・メールは述べている。「この観点から、雇用主がワークスペースを設計・配分する際に、社員中心のアプローチを取ることが有益である可能性を示した」
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研究者らは、スターンバーグが主導した「Wellbuilt for Wellbeing」研究プロジェクトを通じて収集したデータに基づいて研究を行った。
連邦政府の4つの建物で働く270人以上のオフィスワーカーが健康管理センサーを装着し、その時々の気分について質問がスマートフォンに送信された。研究者らは、社員の健康と幸福に関する様々な側面(活動量、ストレス、睡眠、行動、集中力、気分を含む)を、ワークステーションの種類を含む、社員が働く環境の様々な側面と関連付けた。
一般的に、社員がどのタイプのワークスペースに配属されるかは、その人がどのような人物であるか、またどのような環境で力を発揮できるかとはほとんど関係がない。
「性格心理学者として、私たちは人がそれぞれ大きく異なり、良好な状態でよいパフォーマンスを発揮するためには異なるものが必要であることを知っている」と、カリフォルニア州立大学イーストベイ校の心理学助教授で筆頭著者のエリカ・バランスキは述べている。
「同時に、私たちは屋内で最大90%の時間を過ごしており、その多くが職場であると推定されているため、それらの空間が個人のニーズに合っていることが不可欠である。しかし、これまで組織は、すべての人が同じ空間を必要としているとみなし、画一的なモデルを採用してきた」
研究データは新型コロナウイルス流行前に収集されたものであるが、米国が「大量離職(グレート・レジグネーション)」に取り組む中で、ワークスペースの設計というテーマの重要性はますます高まっている。これは、COVID-19の流行を受けて多くの労働者が自発的に離職した経済的傾向であるとスターンバーグは述べている。
専門家は、ワークスペースにおける多様性と柔軟性への需要の高まりは今後も続くと指摘しており、その解明は科学者に委ねられている。
「労働者は組織にとって最も価値ある資産であり、その確保と維持のためには、従業員の幸福を最優先に据える必要がある」と、医学部教授でBIO5研究所のメンバーでもあるスターンバーグは述べている。
「本研究は、職場における個人の幸福を最適化するために、個人の性格を考慮することの重要性について定量的なデータを提供するものである。」
Wellbuilt for Wellbeing プロジェクトは、米国連邦調達庁(General Services Administration)から資金提供を受けていた。


