どんなにスポーツに関心の薄い人でも、ワールドカップには引き込まれずにはいられない。2014年には、32億人が試合を観戦した。今年はロシアで開催される大会をさらに多くの人が視聴すると見込まれている。ワールドカップの引力は非常に強く、トレーダーもほかの人々と同様に、仕事から遊びへと関心を移し、金融市場の活動に目に見える影響を及ぼしている。
研究論文では、欧州中央銀行とオランダ中央銀行に所属するエコノミストのマイケル・エアマンとダヴィッド=ヤン・ヤンセンが、2010年と2014年の大会が取引量に与えた影響を追跡した。ホームチームが市場の開場時間中に試合をした場合に、影響は特に大きかった。例えば2014年には、自国が取引時間中に試合をしている際、その国の株式市場の取引量は最大48%減少した。これは、取引量が推定36%減少した2010年大会の時よりもさらに大きい。
同論文の著者らは、代表チームの試合中に「注意欠如に起因する価格効果」も確認した。その際、国内の証券取引所の価格は、当時の世界の金融市場の動向から乖離していた。
それだけではない。フットボール――失礼、「サッカー」――の試合は、どちらかのチームがゴールを決めると一段と盛り上がる。研究によると、どちらのチームの得点でも取引件数はさらに10%減少した。また、勝利の高揚感(あるいは、結果によっては落胆)が収まるまでには少し時間がかかる。試合終了後、取引が通常に戻るまでに30分から60分かかる。
以下は、全試合のうち、予選リーグで平日に行われる、または行われた試合です。その試合が行われる国の主要株式市場が開場している時間帯のチームをハイライト表示しています。目端の利くトレーダー(またはアルゴリズム)は、これらの時間帯に生じる流動性の低下や個別の価格変動を利用する方法を探すかもしれません。
6月14日(木曜日)(開催地、現地時間)
ロシア 対 サウジアラビア(モスクワ、16:00)
6月15日(金曜日)
エジプト 対 ウルグアイ(エカテリンブルク、17:00)
モロッコ 対 イラン(サンクトペテルブルク、18:00)
ポルトガル 対 スペイン(ソチ、21:00)
6月18日(月曜日)
スウェーデン 対 韓国(ニジニ・ノヴゴロド、15:00)
ベルギー 対 パナマ(ソチ、18:00)
チュニジア 対 イングランド(ボルゴグラード、21:00)
6月19日(火曜日)
コロンビア 対 日本(サランスク、15:00)
ポーランド 対 セネガル(モスクワ、18:00)
ロシア 対 エジプト(サンクトペテルブルク、21:00)
6月20日(水曜日)
ポルトガル 対 モロッコ(モスクワ、15:00)
ウルグアイ 対 サウジアラビア(ロストフ・ナ・ドヌー、18:00)
イラン 対 スペイン(カザン、21:00)
6月21日(木曜日)
デンマーク 対 オーストラリア(サマーラ、16:00)
フランス 対 ペルー(エカテリンブルク、20:00)
アルゼンチン 対 クロアチア(ニジニ・ノヴゴロド、21:00)
6月22日(金曜日)
ブラジル 対 コスタリカ(サンクトペテルブルク、15:00)
ナイジェリア 対 アイスランド(ボルゴグラード、18:00)
セルビア 対 スイス(カリーニングラード、20:00)
6月25日(月曜日)
ウルグアイ 対 ロシア(サマーラ、18:00)
サウジアラビア 対 エジプト(ボルゴグラード、17:00)
スペイン 対 モロッコ(カリーニングラード、20:00)
イラン 対 ポルトガル(サランスク、21:00)
6月26日(火曜日)
オーストラリア 対 ペルー(ソチ、17:00)
デンマーク 対 フランス(モスクワ、17:00)
ナイジェリア 対 アルゼンチン(サンクトペテルブルク、 21:00)
アイスランド 対 クロアチア(ロストフ・ナ・ドヌー、21:00)
6月27日(水曜日)
韓国 対 ドイツ(カザン、17:00)
メキシコ 対 スウェーデン (エカテリンブルク、19:00)
セルビア 対 ブラジル (モスクワ、21:00)
スイス 対 コスタリカ (ニジニ・ノヴゴロド、21:00)
6月28日(木)
日本 対 ポーランド (ボルゴグラード、17:00)
セネガル 対 コロンビア (サマーラ、18:00)
パナマ 対 チュニジア (サランスク、21:00)
イングランド 対 ベルギー (カリーニングラード、20:00)






