今日ある仕事が、明日もあるとは限りません。求められるスキルも同様です。では、仕事の未来はどうなるのでしょうか。私たちはどのような備えをすべきでしょうか。専門家の見解を紹介します。
「ごく近い将来、今日と同じ仕事はなくなりますが、新たな仕事が生まれるでしょう。適切な教育と機会を人々に提供しなければなりません。最も素晴らしい時代はこれからだと信じています。ただし、それには有望なテクノロジーを受け入れ、さらにその形を整え、人々の力を引き出し、あらゆるレベルで機会を創出することが欠かせません。」
デヴィン・ウェニグ、イーベイ社長兼CEO
「人間の価値観に根ざしたデジタル・インテリジェンスを育むことは、子どもたちがテクノロジーに支配されるのではなく、使いこなすために不可欠です。」
「国のデジタル教育プログラムがなければ、テクノロジーを使いこなす能力やアクセスは不均等に分配され、不平等が深刻化し、社会経済的な流動性が損なわれます。」
パク・ユヒョン、infollutionZERO財団理事長
「テクノロジーが雇用に与える影響については意見が大きく分かれていますが、今が移行期であるという点では一致しています。政策はこの移行に追いつき、後押しする必要があります。私たちは、あらゆる働き方の認知と新たな規制の迅速な導入、社会保障の更新、成人学習と継続的なリスキリング、積極的な雇用支援サービスという4つの行動分野を提案します。」
サーディア・ザヒディ、教育・ジェンダー・労働部門責任者、世界経済フォーラム執行委員、ジュネーブ
「イノベーションがもたらす破壊的な影響は、今に始まったことではありません。18世紀後半に農場から工場へ移された農業労働者は、現在の変化が比べれば小さく見えるほど、生活と社会に甚大な打撃を受けたことでしょう。」
マーク・ドジソン、クイーンズランド大学ビジネススクール技術・イノベーション経営センター所長、およびデヴィッド・ガン、インペリアル・カレッジ副学長。
「新たなスキルが生まれる一方で、ほかのスキルが廃れていく環境では、雇用される力を左右するのは、すでに知っていることよりも学ぶ力です。」
ジョナス・プライジング、マンパワーグループ会長兼CEO
「自動操縦装置によってパイロットが職を失ったわけではありません。むしろ、複雑な業務において人間と機械の連携が深まることを予兆していました。」
ローラン・オーグ、著述家
「世界の労働者の多くは、仕事に必要なスキルの変化に追いつけていません。こうした仕事の変化は、進行する 第4次産業革命の一環だと考える人もいます。」
アレン・ブルー、リンクトイン共同創業者兼プロダクトマネジメント担当副社長
「未来は男性の世界ではなく、スキルを備えた人々の世界になります。女性が平等にアクセスし、参画し、スキルを身につけ、成長して高い賃金を得られる産業や仕事の機会をつかめる世界です。」
マラ・スワン、マンパワーグループ グローバル戦略・人材担当エグゼクティブバイスプレジデント
「ダボスで耳にした最大の誤解は、テクノロジーが私たちの仕事をすべて奪い、私たちにはどうすることもできないという考えです。実際には、これまでにないほど強力なツールが登場しており、今後のあり方を形づくる力も私たちはより多く持っています。」
エリック・ブリニョルフソン、MITデジタルエコノミー・イニシアチブ所長
「第一に、コンピューターを使う職業は、成長が鈍化するどころか、より速く成長しています。また、テクノロジーが大規模な失業や二極化を引き起こしている兆候はありません。
第二に、雇用が失われるのではなく、新たなスキルが必要になるということです。「新しいテクノロジーは、ある職業への需要を高め、予想される雇用喪失を相殺することがあります。」
エリック・ブリニョルフソン、MITデジタルエコノミー・イニシアチブ所長




