スペースX初のスターリンク衛星打ち上げを見届けよう

A SpaceX Falcon Heavy rocket, carrying the Arabsat 6A communications satellite, lifts off from the Kennedy Space Center in Cape Canaveral, Florida, U.S., April 11, 2019. REUTERS/Thom Baur
The Falcon 9 rocket launched carrying 60 small satellites into orbit.Image: REUTERS/Thom Baur
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ハイテク起業家イーロン・マスク氏が率いる民間ロケット企業SpaceXは木曜日、マスク氏の新しいインターネットサービス「スターリンク」に向け、小型衛星60基の第1陣を低地球軌道に打ち上げた。

衛星を搭載したファルコン9ロケットは、現地時間午後10時30分ごろ(GMT金曜日午前2時30分)、ケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。これは、宇宙におけるより大きな野望に必要な資金を生み出すとマスク氏が期待する事業の、重要な障壁を乗り越えるものとなった。

打ち上げは、ミッションのカウントダウンが2夜連続で中止されてから1週間後に行われた。1度目はケープ上空の強風が理由で、翌夜は衛星ソフトウェアを更新し、すべてのシステムを「三重に確認」するためだった。

宇宙に運ばれた衛星60基は、木曜日の打ち上げから約1時間後、予定どおり軌道上に放出された。また、ファルコン9の第1段再使用型ブースターロケットは地球に戻り、大西洋に浮かぶはしけへの着陸に成功した。

SpaceXによると、放出された衛星がすべて正常に機能しているかどうかが分かるまで、おそらくさらに1日かかるという。各衛星の重量は約500ポンド(227 kg)で、SpaceXがこれまでに打ち上げたペイロードとして最も重い。

これらは、世界各地の有料顧客に宇宙から高速インターネットサービスの信号を届けることを目指す衛星コンステレーション計画の初期段階に当たる。

マスク氏は、新たなスターリンク事業を、カリフォルニア州に拠点を置く宇宙探査技術会社Space Exploration Technologies(SpaceX)の重要な新収益源と見ている。同社の打ち上げサービス収入は、年間約30億ドルで頭打ちになると同氏は予想している。

マスク氏は先週、記者団に対し、スターリンクは、有料顧客を月へ運ぶ新たな宇宙船の開発や、将来的な火星への入植を目指すという、より大きな目標の資金を賄ううえで極めて重要だと語った。

「火星に自立可能な都市を築き、月に基地を設ける道のりにおいて、これは重要な足掛かりになると考えています」と、億万長者のマスク氏は述べた。同氏は自動車メーカー、テスラ社の最高経営責任者でもある。

世界の大半で継続的なインターネット接続を実現するには、同様のペイロードを搭載した打ち上げが少なくとも12回必要だと、マスク氏は述べた。現時点でスターリンクの運用が認可されているのは米国のみだ。

マスク氏は激しい競争に直面している。エアバスSEが支援するOneWebは2月に独自の衛星群を打ち上げ、LeoSat EnterprisesとカナダのTelesatもデータネットワークの構築に取り組んでいる。

いずれのネットワークでも、小型衛星は従来の通信衛星より地球に近い軌道を周回する。これは、レーザー技術やコンピューターチップの進歩によって可能になった技術革新だ。

マスク氏によると、SpaceXは今年後半または来年に顧客への営業を始める。年間最大2,000基の衛星を打ち上げ、最終的には最大12,000基を軌道に配置することを目指す。

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