北朝鮮は、先週の歴史的な南北首脳会談を受け、韓国との時差をなくすため、標準時を30分進める。
2015年に金正恩政権が国内独自の標準時を設け、韓国より30分遅らせて以来、両国の時刻は30分ずれていた。
しかし金正恩氏は金曜日の首脳会談で考えを変えた。国営メディアによると、南北の会談で異なる時刻を示す時計が二つ並んでいるのを見て、「胸が痛む思い」をしたという。
同氏はさらに、こう述べたと報じられている。「北と南が一つになるという抽象的な意味ではなく、北と南で異なり、分かれているものを同じ一つのものにしていく過程にすぎない。」
金正恩氏と韓国の文在寅大統領は先週、朝鮮半島の非武装地帯で会談した。両首脳は団結と友好を演出し、非核化に向けて取り組み、朝鮮戦争を終結させる平和条約の締結を目指すと約束した。1950年に始まった朝鮮戦争は、法的には今も続いている。
北朝鮮は2015年、日本からの朝鮮解放70周年を記念し、独自の標準時「平壌時間」(PYT)を導入した。
CNNが引用した当時の朝鮮中央通信(KCNA)の報道:「邪悪な日本帝国主義者は、5,000年にわたる歴史と文化を持つ朝鮮の土地を容赦なく踏みにじり、朝鮮民族を抹殺するという前代未聞の政策を追求する一方で、朝鮮から標準時さえ奪うという、許しがたい犯罪を犯した。」
首脳会談を受け、韓国側も和解の姿勢を示した。韓国軍は、北朝鮮との国境に沿った非武装地帯(DMZ)で宣伝放送を流す拡声器を撤去すると表明した。
軍の心理戦部隊が運用する拡声器は、以前、政治的に敏感な話題を取り上げていた。たとえば、北朝鮮兵士の韓国への亡命、韓国サッカー代表のワールドカップでの活躍を伝えるニュースのほか、K-POPの曲を流していた。
2017年に韓国へ亡命した北朝鮮人は、拡声器の放送を聞いて韓国に「夢中になった」と語った。
韓国は2017年以降、宣伝放送の内容を穏健化させていた


