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米海軍太平洋艦隊が主催し、6月27日に開始予定の今年の環太平洋合同演習(RIMPAC)は、これまでのところ、米国が中国人民解放軍海軍(PLAN)への招待を撤回したことで注目されている。
「世界最大の国際海洋演習」と常に称されるRIMPAC 2018は、隔年開催の海軍演習シリーズの第26回にあたる。大枠では、今年の演習は2年前と同規模だ。参加国は26か国、水上艦艇47隻、潜水艦5隻、航空機200機超、要員2万5,000人である。しかし、数字の背後に目を向けると、実質的な違いが見えてくる。
中国への招待撤回
公式招待国のリストからPLANが外されたことが、最も際立つ点だ。
国防総省によると、この措置は中国による南シナ海の軍事拠点化継続への「初期対応」だった。もちろん、北京はこの非難を否定している。PLANが初めてRIMPACに招待されたのは2014年だった。南シナ海をめぐる緊張があったにもかかわらず、2016年にも再び招待され、参加した。今回のワシントンの方針転換は示唆的だ。
国防総省は公式には、ウッディー島への爆撃機の最近の着陸を含め、中国の行動は緊張を高め、地域を不安定化させるだけだと述べた。米国の措置には、係争中の地形で中国が進めてきた開発が、わずか2年の間に軍事的潜在力を高めたと国防総省が認識したことも反映されているのかもしれない。ロシアは2012年に一度参加し、2014年に再び招待されたが、クリミアをめぐって関係が悪化する中で辞退し、それ以降は招待されていない。
一方、今年のRIMPACには初参加国もいくつかある。ブラジル、イスラエル、スリランカ(北京が同国で外交的・経済的な足場を築いてきたことを考えると興味深い)、そしておそらく最も意義深いベトナムだ。
近年、米国とベトナムの軍事関係は大きく変化した。ワシントンは現在、ベトナムを中国に対する重要な対抗勢力となり得る国と見ている。2018年3月初旬、米空母「カール・ビンソン」が、1975年のベトナム戦争終結以来、初めてベトナムを訪問した米空母となった。

全体として、RIMPACへの国際参加はこの10年間で大幅に増え、2010年にはわずか14か国だった。参加国数が今年も維持されたことは、ワシントンにとって心強いだろう。しかし、トランプ政権がインド太平洋の同盟や関与をめぐって相反するメッセージを発しているように地域から受け止められていることへの明白な懸念を踏まえれば、安心はしていないだろう。
今年のIISSシャングリラ・ダイアローグで、フランスと英国が地域への海洋安全保障上の関与を強く表明したにもかかわらず、RIMPACへの欧州参加拡大の流れは、今のところ停滞したようだ。2010年の2か国(フランスとオランダ)から、2016年には7か国に増えたが、今年は4か国に減っている。
ハードパワーとソフトパワー
主にハワイ諸島とその周辺を舞台とするRIMPACは、ハードパワーの能力を磨くことよりも、海洋外交と連携を促進することに重きを置いてきたように見える。また、地域における海洋面の影響力を守る米国の役割を強調する場でもあった。一方で、地域の能力構築を支援する側面もあり、公海上での本格的な演習や兵器実験も行われてきた。
今年の演習で特に注目されるのは、中国の挑戦を受け、米国が顧みられてこなかった対艦能力の再強化を目指していることを示す明確なシグナルだ。今年のRIMPACで初めて実施されるものとして、米国の航空機発射型長距離対艦ミサイルの実射と、地上発射型の海軍打撃ミサイル(NSM)の発射が予定されている。米海軍は先ごろ、沿海域戦闘艦隊と将来のフリゲート艦に必要な水平線以遠対艦能力を満たすミサイルとして、NSMを選定した。
最後に、近年のRIMPACでは、演習終了時に編隊を組んだ海軍戦力を上空から捉えた写真が、力強く、今やおなじみの光景となっている。それはアジアの海軍力の台頭を象徴すると同時に、米国の優位性と指導的立場を際立たせている。
今回はPLANが参加しない。しかし、北京によれば、同海軍は先ごろ、これまでで最も力強い海軍力の誇示を行った。RIMPACの編隊を思わせる整然とした艦艇の列を写した画像が公開され、軍艦と潜水艦48隻、要員1万人が参加した。
もちろん、中国が公開した画像の背後にある実際の能力については、依然として留保が必要だ。それでも今回も、大きな変化の兆しは見て取れた。今年のRIMPACが行われる戦略的背景が異なることを示す、もう一つの手掛かりである。PLANは招待客ではないかもしれないが、演習の進行を注意深く見守ることは間違いない。
RIMPAC 2018:海上での機動とメッセージ発信をめぐる演習、ニック・チャイルズ、IISS

