世界保健機関(WHO)の新たな報告書は、ベーコンやソーセージなどの加工肉が がんを引き起こすことを示した。1日に加工肉を50グラム以上食べるだけで――サンドイッチをほぼ一つ作れる程度の量だ――大腸がんを発症する確率は18%高まる。赤身肉も「発がん性がおそらくある」と警告された。
報告書は、ハム、サラミ、ソーセージ、ベーコンなどの加工肉をできる限り食生活から減らすよう人々に促しており、 赤身肉の摂取量は週500グラム未満に抑えるべきだとしている。
OECDのデータによると、オーストラリア、米国、イスラエルは、この報道に最も落胆しそうな国々である。これらの国々は、世界で最も多く肉類を消費している国のランキングで上位を占めており、平均的な オーストラリア人 は年間約100キログラム、つまり1日250グラムの肉を消費している。
肉類の消費を減らすことは、国民の健康増進以上の効果をもたらす。 赤身肉の生産は 鶏肉や豚肉の生産と比べて、11倍の水を必要とし、気候変動を招く排出量は5倍多く生じる。家畜農業はまた 世界の農地利用のおよそ半分を占めている 。果物、野菜、穀物などの農産物を生産する場合の効率性と比べると、これは大きな土地の無駄遣いである。家畜から他の食料源への切り替えは、家畜によって生じる世界の温室効果ガス排出量の14%を抑制するうえで大きな効果をもたらすとともに、世界の飢餓を終わらせるためにより多くの食料を生産する助けにもなる。
一部の活動家は、個人が世界の状況を改善する最も簡単な方法は肉類の消費を減らすことだと述べており、その一つの提案として週に1日ベジタリアンになることが挙げられている。
著者:ドナルド・アームブレヒトはフリーランスのライターであり、ソーシャルメディア・プロデューサーでもある。
画像:2015年9月2日、フランスの農場の豚房の中の豚たち。REUTERS/Stephane Mahe


