1940年以降に発生した727件の大量死亡事例を分析した研究によると、動物の大量死は発生頻度が増している可能性があり、鳥類、魚類、海洋無脊椎動物では深刻さも増している可能性がある。
通常より多くの個体が集団内で死ぬ大量死亡事例は、生態学的に重要であるにもかかわらず、事例を横断した傾向についてはほとんど研究されてこなかった。『Proceedings of the National Academy of Sciences』1月12日号に掲載された論文の著者らによると、この新たな研究は、大量死亡事例の傾向と原因を研究者がより適切に評価するのに役立つという。
「発生頻度、各事例の規模、大量死の原因について記録されている変化を考えると、初期に見られた傾向は意外なものでした」と、イェール大学生態学・進化生物学部の博士研究員で、論文の共同筆頭著者であるSamuel Feyは述べた。「また、こうしたまれな事象を記録し研究する方法には、改善の余地が大いにあることも、これらのデータは示しています。」
Feyと、サンディエゴ大学およびカリフォルニア大学バークレー校の研究者らは、鳥類、魚類、海洋無脊椎動物では大量死の規模が拡大し、哺乳類では横ばいで、カエルや両生類では縮小したと報告している。著者らは、ここ数十年で大量死亡事例に関する科学研究が増えたことを認めた一方、この「発見バイアス」を考慮しても、こうした事例の増加をすべて説明することはできないと述べた。大量死亡事例の増加は、疾病の出現、生物毒性、複数のストレス要因の相互作用の増加と関連しているようだと、著者らは指摘する。
全体として、疾病が主な原因で、大量死の26%を占めた。主に環境汚染による人間活動の直接的な影響は、こうした事例の19%を引き起こした。もう一つの主な原因は、藻類のブルーム(水系で藻類が急速に増加する現象)などによって引き起こされる生物毒性だった。異常気象、熱ストレス、酸素ストレス、飢餓など、気候の影響を直接受けるプロセスも寄与し、大量死亡事例の約25%を合計で占めた。
論文によると、最も深刻な事例は複数の原因によるものだった。
「この研究によって、背景的な死亡水準から種レベルの絶滅までの間に存在する、死亡パターンとプロセスの連続性への理解が深まるはずです」とFeyは述べた。
サンディエゴ大学のAdam M. Siepielskiは論文の共同筆頭著者。カリフォルニア大学バークレー校のStephanie M. Carlsonは責任著者を務めた。Feyはダートマス大学の大学院生だった時に、この研究に着手した。
この記事は、 Yale Newsとの協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味するものではありません。
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著者:Bill Hathawayは、イェール大学の科学・医学担当副ディレクター。
画像:オレゴン州南部のローワー・クラマス国立野生生物保護区の湿地に、渡りの時期を迎えたオナガガモの群れが集まる。REUTERS/US Fish and Wildlife Service/Handout





