大都市圏が生み出す山のようなごみをどうするかは、昔からある問いです。コペンハーゲンは、まったく新しい答えを出しました。山を滑り降りるのです。
正確には、そうではありません。ごみは実際には、コペンハーゲン中心部から10分の廃棄物処理施設「コペンヒル」の内部にあります。主要施設は、斜面状の屋根が高さ85メートルに達する近未来的な建物で、ネベプラストと呼ばれる素材で覆われています。緑色であることを除けば、まるでスキー場のようです。
「最初に見たとき、雪ではないと分かって誰もが驚くと思います」と、コペンヒルの所長、クリスチャン・インゲルス氏は語りました。「緑色の人工スキー場用素材です。1、2回滑れば、自然と感覚が慣れて、本当にスキーをしているように感じます」
デンマーク人建築家ビャルケ・インゲルス氏が設計したこの施設は、世界初のカーボンニュートラルな首都になるというコペンハーゲンの目標に向けた重要な一歩です。地域住民が自分たちの近所にできることを歓迎するような廃棄物処理施設を建設する試みです。うまくいっているようです。
「街の真ん中で、自分が一番好きなことができるのは素晴らしい体験です」と、訪問中のスキーヤー、ペレ・ハンセン氏は語りました。「スキー場まで6時間、7時間、8時間、あるいは10時間もかけて行く代わりに、ここなら10分で来られます」
この施設では、約60万人の住民と6万8,000の事業所から出る廃棄物も燃やして電力と地域暖房を生み出し、それを住民に供給します。廃棄物の一部はリサイクルもします。
施設は2017年に稼働を開始し、レクリエーション施設部分はこの春に常設オープンする予定です。スキー場は通年営業します。
「雪がなくてもスキーができるのは素晴らしいです」と、スキー場を訪れたトミー・クリステンセン氏は語りました。「本物の雪の上で滑るのとは少し違いますが、これが2回目なので、また滑ってみます。期待できそうです」



