このギリシャの島は風力と太陽光だけで電力をまかなう

Solar panels to produce renewable energy are seen at the Urbasolar photovoltaic park in Gardanne, France, June 25, 2018. REUTERS/Jean-Paul Pelissier
By installing a single wind turbine and small photovoltaic park, Tilos created a hybrid micro-grid that generates and stores energy.Image: REUTERS/Jean-Paul Pelissier
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地中海に浮かぶ美しいギリシャの島が、持続可能性の先駆けとして急速に注目を集めています。小さなティロス島は、風力と太陽光エネルギーだけで電力をまかなうようになったばかりです。著名で熱心な環境保護活動家だった故タッソス・アリフェリス市長のおかげで、ティロス島は従来の電力網からの転換を目指すほかの島々の手本となっています。

ドデカネス諸島に位置する島全体が自然保護区で、留鳥と渡り鳥が150種以上、動物相が650種類以上生息し、定住人口は約500人です。風力タービン1基と小規模な太陽光発電施設を設置し、ティロス島はエネルギーを発電・貯蔵するハイブリッド型マイクログリッドを構築しました。

AP通信によると、欧州委員会は、ティロス島が地中海で初の自立型再生可能エネルギーによるグリーンアイランドになるとしています。このプロジェクトを、欧州連合(EU)各地にある、本土との送電網接続が限られたほかの小島のモデルとして活用する計画です。総費用1,370万ユーロ(1,570万ドル)のうち、EUは1,100万ユーロ(1,250万ドル)を拠出し、プロジェクトの大部分に資金を提供しました。

現市長のマリア・カンマ氏は、地域社会の環境保護活動を支援し、エコツーリストを呼び込む戦略を立てることで、再生可能エネルギーへの関心と島の美しさを守る情熱を受け継いでいます。

「ティロス島は長年にわたり、環境保護に取り組む道を歩んできました」とカンマ氏は語りました。彼女にとって、グリーンエネルギーシステムの導入は島にとって自然な次の一歩でした。「私たちが求めているのは訪問者、つまり観光客です。環境を愛し、私たちに受け継がれた自然を守りたいと思う人たちに、この島を訪れてほしいのです。」

人々を呼び込む取り組みの一つが、島の自然・文化遺産の保護と振興を目的に設立された非営利の住民団体、ティロス・パークです。この団体は、カヤックやカヌーのレンタル、自然歩道の地図、サイクリングに最適なルート、バードウォッチングにぴったりの場所などを訪問者に案内しています。

「ティロス島には、30年間毎年訪れている忠実な『ファン』がたくさんいます」とカンマ氏はガーディアン紙に語りました。「今では、再生可能エネルギーのプロジェクトをきっかけにティロス島を知った若者たちから、ずっと多くの関心が寄せられています。彼らは私たちの取り組みを気に入り、島を応援したいと思っています。」

「事業としても、私が経営するホテルの宿泊客にとっても、悪影響がほとんどないので、このプロジェクトには大きな期待を寄せています」と、ホテル経営者のセバスティ・デラポルタ氏はAP通信に語りました。「冷蔵庫もエアコンも問題なく使えるので、サービスに満足してもらえています。皆さん喜んでいます。」

小さなティロス島が成し遂げた成功は、どの島でも実現できると市長は考えています。特に、気候変動によって、島々が自然災害を乗り越え、電力を確保する方法が試され続けるなか、その可能性は高まっています。「小さな島の地域社会が伝統から抜け出すのは、たいてい難しいものです。でもティロス島では、私たちはいつも代替案を歓迎してきました」とカンマ氏は語りました。「私たちにできるなら、誰にでもできます。」

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