多くの住宅の壁を覆う、鮮やかなピンク色のグラスファイバー断熱材はよくご存じでしょう。では、ストーンウール断熱材についてはどうでしょうか?
グラスファイバー断熱材はリサイクルガラスから作られますが、ストーンウール(ロックウール、ミネラルウールとも呼ばれます)はさらに持続可能性に優れています。原料は天然の火成岩、つまり溶岩が冷えてできた岩石と、製鉄の副産物であるスラグです。これらを溶かして繊維状にし、断熱材を作ります。ここ数年、ストーンウールは環境に配慮する建築家やデザイナーの間で注目を集めています。
「私は、すべての施工業者に無毒でホルムアルデヒドを含まない断熱材を使うよう勧めています。というより、強く求めています」と、環境に配慮した事業を手がけるTracey Stephens Interior Designのトレイシー・スティーブンスは話します。「今使っていて、とても気に入っているのはRockwoolという製品です。」
以前はRoxulとして知られていたRockwoolは、市場を代表するストーンウールメーカーの一つです。ブランド名にかかわらず、ストーンウールには驚くべき特長があります。自然に音を吸収し、火にも水にも強いのです。
「先月、見本市に行ったら、展示の一つにこの断熱材のサンプルがあり、その下で炎がずっと燃えていました」とスティーブンスは話します。「何も起きませんでした。別のサンプルには水が滴り続けていましたが、何も起きませんでした。それから、会場のとても騒がしいフロアから入って、断熱材を使った小さな通路を通ると、まったく静かになる廊下が作られていました。驚きました。」
ストーンウールがグラスファイバーより持続可能性に優れているのはなぜでしょうか。理由の一つは、リサイクル素材をより多く含むことです。米国エネルギー省によると、グラスファイバー断熱材のリサイクル素材含有率は通常40~60%ですが、ストーンウールは平均75%です。
ストーンウールはエネルギー効率にも優れています。グラスファイバーよりR値が高いのが特長です。R値は、素材が熱エネルギーの移動をどれだけ抑えるか、つまり断熱性能を測る数値です。断熱性能が高ければ、冬は家の中の熱が外へ逃げにくくなり、夏は外の熱が家の中に入りにくくなります。そのため、総エネルギー消費量を左右する大きな要因となります。ストーンウールのR値は1インチ当たり3~3.3で、グラスファイバーの1インチ当たり2.2~2.7を上回ります。
ストーンウールは、製造時にメーカーが従来ホルムアルデヒド系結合剤を使っていたため、その配合をめぐって議論がありました。しかし、その慣行は終わりつつあります。大手 企業はこの1年でホルムアルデヒドを含まない製品を発売し、ストーンウールは住宅用断熱材としてさらに安全な選択肢になっています。
ストーンウール断熱材はホームセンターで購入できるほか、施工業者に採用について相談することもできます。製造工程について詳しく知りたい方は、製造方法を解説したこちらの記事をご覧ください。
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