バングラデシュは世界でも特に脆弱な国の一つであり、洪水や暴風雨、海面上昇の影響を受けやすい。
2016年、バングラデシュではサイクロンが4回発生し、近年の同国の記録を更新した。また、海面上昇により2050年までに国土の17%が水没し、最大1,800万人が住む場所を失う可能性があると、同国を代表する気候科学者アティク・ラーマン氏は述べている。
異常気象によって、すでに毎年多くの住宅や学校、商業施設が浸水している。 住宅や学校、商業施設が浸水している。
アムステルダムを拠点とする建築事務所Waterstudioは、暴風雨に耐えられる浮遊構造物という解決策の一案を考案した。
Waterstudioは11月下旬、バングラデシュのダッカに、City Appsと呼ばれるこの構造物を5棟納入する予定だ。
以下でプロジェクトを見てみよう。
Waterstudioはまもなく、バングラデシュのダッカにある低所得者地区コライルに、5棟のCity Appsを初披露する。移動可能で、別の地域へ移設できる。
City Appsは、教室や浄水システム、診療所、住宅など、さまざまな用途に合わせてカスタマイズできる。
日中は、タブレット用ワークステーション20台と授業用スクリーン2台を備えた教室として使う。夜はインターネットカフェになる。

残る4棟には、地域住民向けの共同キッチン、公衆トイレとシャワーを備えた施設、そして電力用の予備発電機を備えた施設が含まれる。各棟は屋根に設置した太陽光パネルで稼働する。

各棟は海底につながれており、水位の上昇に合わせて上下するため、暴風雨に耐えられる。浸水の危険を減らすため、気密性を保つ設計になっている。

Waterstduioの最高経営責任者Koen Olthius氏がBusiness Insiderに語ったところによると、53,000ドルのCity Appsはオランダのアムステルダムで建設された。

それぞれの基礎は、木製パレットとワイヤー、そして構造物を浮かせる何千本もの再生プラスチックボトルでできている。

2003年に設立されたWaterstudioは、浮遊構造物で知られる。オランダのアムステルダムにあるアイブルフ地区の浮遊ヴィラをはじめ、世界各地の水上に200棟を超える建物を建設してきた。

オルトヒウス氏は、City Appプロジェクトが開発途上国の地域、特に気候変動の脅威にさらされている地域に貴重な資源を提供することを期待している。

Waterstudioは、現地の開発業者が追加の棟を建設する場合に備え、このプロジェクトで協力している。
「水辺のすぐ近く、脆弱な場所に暮らす人々もいます」と同氏は述べた。「こうした構造物を使えば、地域をより良くすることができます。」






