保全に関しては、量への固執をやめ、質についても考える必要がある

The sun sets at the Mamiraua Sustainable Development Reserve in Uarini, Amazonas state, Brazil, February 9, 2018. REUTERS/Bruno Kelly SEARCH "JAGUARS AMAZON" FOR THIS STORY. SEARCH "WIDER IMAGE" FOR ALL STORIES. - RC151E94EDF0
Governments should prioritize the protection of key habitats outside of existing preserves.Image: REUTERS/Bruno Kelly
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一部の科学者は、地球の表面の半分を保護すれば、ほとんどの種を守れると提唱してきた。しかし、新たな研究は、効果的な保全活動には面積だけでなく質も不可欠であることを示している。

「『ハーフ・アース(地球の半分)』を最低限の目安として生物多様性を守るべきだという議論は多くある。問題は、どちらの半分を保護するかだ」と、研究の筆頭著者であるデューク大学ニコラス環境スクールの保全生態学教授スチュアート・L・ピム氏は語る。

「各国政府が保護したがるのは『手つかずの』地域、つまり一般的に人里離れた寒冷地や乾燥地である」とピム氏は言う。「残念ながら、そうした地域には比較的少ない種しか生息していないことが多い。我々の分析によると、世界の大規模な原生地域の半分を保護したとしても、現在以上に多くの種が守られるわけではない。」

Image: Luis Mazariegos

絶滅の危機にある種をできるだけ多く守るため、特に生息域が狭い種を守るには、政府は保全の対象を広げ、既存の原生地域、公園、保護区の外にある重要な生息地の保護を優先すべきである、とピム氏と中国およびブラジルの共著者らは述べている。

「種の絶滅を防ぐには、単に面積を広げるのではなく、適切な場所、つまり特別な場所を守らなければならない」と、中国のデューク昆山大学で環境科学の助教授を務めるビンビン・リー氏は語る。

研究チームによる今回の新たな研究は、Science Advancesに掲載されたもので、地理空間分析を用いて、現在の世界の保護地域網が、哺乳類、鳥類、両生類というこれまで科学者が最もよく研究してきた種、約2万種の生息域とどの程度重なっているかを地図化している。

Image: Science Advances Journal

「世界的な保全努力により、多くの種の保護は強化されてきた。例えば、生息域が最も狭い鳥類の種の約半数は、現在その生息域の少なくとも一部が何らかの程度保護されている。しかし、重大な欠落はなお存在する」と、ブラジルのInstituto de Pesquisas Ecológicasのクリントン・ジェンキンス氏は語る。

こうした欠落は世界各地で見られ、北部アンデス、ブラジルの沿岸森林、中国南西部といった生物多様性のホットスポットでも存在する。また、研究によると、各国政府が残存する世界の原生地域の最大半分を保護したとしても、これらの欠落は引き続き存在し続ける。

保護される総面積への固執は誤解を招く...

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「大規模な原生地域を保護すべき確かな理由はある。それらは環境サービスを提供するからだ」とピム氏は言う。「その明白な例がアマゾンだ。そこの森林が失われれば、気候に大規模な変化をもたらす恐れがある。しかし、生物多様性を可能な限り守るには、十分に保護されていない種を特定し(本論文はこれを行っている)、その所在を正確に突き止めて、実効性のある保全を進める必要がある。」

保護されていない生息地の多くは、すでに人間の影響を受けている地域にある小規模な土地であり、そのため原生地域としての保護の対象からは外れている。

Image: Stuart Pimm/Duke

「『ハーフ・アース』というアプローチは、世界の種を守るための刺激的な構想を示している」とピム氏は言う。「ただし、保護される総面積への固執は誤解を招く。重要なのは量ではなく質だ。」

ピム氏、ジェンキンス氏、リー氏は、南米、アジアその他の地域で現地の保全団体と協力し、こうした土地を保護しているSavingSpeciesという非営利団体を主導している。

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