ウィリアム王子、権威ある「アースショット賞」を創設

Britain's Prince William and Catherine, Duchess of Cambridge, join Sir David Attenborough during the naming ceremony for the new polar research ship RRS Sir David Attenborough at Cammell Laird shipyard in Birkenhead, Britain, September 26, 2019. Peter Byrne/Pool via REUTERS - RC1518866F80
The multi-million pound award will be given to 5 winners each year, who have come up with inventive solutions to solve the world's biggest environmental problemsImage: REUTERS
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  • 史上最も権威ある環境賞と称されるアースショット賞は、世界の問題への答えを見つけた人々に授与される。

  • このプロジェクトはウィリアム王子が立ち上げ、慈善活動家や団体からなる世界的な連合が支援している。

英国のウィリアム王子は、地球が今や重大な転換点にあると述べ、世界有数の問題解決者たちに地球最大の環境問題への答えを見つけるよう促すため、数百万ポンド規模の賞を創設した。

王子は気候変動をめぐる議論で注目される発言者であり、政府と市民の双方に危機への対応を呼びかけてきた。Image: ロイター

広報資料で「史上最も権威ある環境賞」と称されるアースショット賞は、今後10年間、毎年5人の受賞者に授与され、世界が直面する最も差し迫った課題に対する少なくとも50の解決策を生み出すことを目指す。

「地球は重大な転換点にあり、私たちは厳しい選択を迫られています。今のまま進み、地球に取り返しのつかない損害を与えるのか、それとも人間としての唯一無二の力と、主導し、革新し、問題を解決し続ける能力を思い出すのか」と、37歳のウィリアム王子は声明で述べた。

「私たちが築いてきた畏敬の念を抱かせる文明、創り出した命を救う技術、そして人類を月に送り込んだ事実を思い出してください」と王子は付け加えた。「人々は偉大なことを成し遂げられます。これからの10年間は、地球を立て直すために行動する10年であり、私たちにとって最大の試練の一つとなります。」

英国王室は長年にわたり、さまざまな環境問題について積極的に声を上げてきた。ウィリアム王子の父であるチャールズ皇太子も、気候変動の影響や自然保護の重要性について何十年にもわたって発言している。

1年以上にわたり60を超える団体や専門家と協議した末に始まったアースショット構想は、気候とエネルギー、自然と生物多様性、海洋、大気汚染、淡水の問題に向けた新たな技術、政策、解決策の創出を目指す。

ケンジントン宮殿によると、この賞はムーンショットの概念に着想を得た。宮殿は、1969年の月面着陸以来、ムーンショットという言葉は野心的で画期的な目標を意味するようになったと述べた。

「1960年代に(米国大統領)ジョン・F・ケネディが提唱したムーンショットが、MRI装置や衛星アンテナなどの新技術を生み出すきっかけとなったように、アースショットも野心と革新の大きなうねりを巻き起こすことを目指す」と宮殿は述べた。

賞金の規模や資金の調達方法について具体的な数字は示さず、このプロジェクトは慈善活動家や団体からなる世界的な連合の支援を受けていると説明した。

このプロジェクトは2020年後半に正式に始動する予定で、世界各地のイベントで課題が発表され、2021年から2030年にかけて毎年、異なる都市で授賞式が行われる。

始動に合わせて制作された映像のナレーションは、英国のベテラン放送人で博物学者のデービッド・アッテンボローが担当した。アッテンボローは1950年代から、人気シリーズ「ブルー・プラネット」などの自然番組を制作している。

「今年、ウィリアム王子と世界的な連合が、史上最も権威ある環境賞、アースショット賞を創設します」とアッテンボローは述べ、この賞を「新世代の思想家、リーダー、夢想家が異なる視点で考えるよう、意欲をかき立て、ひらめきを与えるために設けられた世界的な賞」と説明した。

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